表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かにえRの犬も喰わない話  作者: かにえR


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
15/17

さつまいもを探す作者の苦悩


小学生の時だ。


暇すぎて、庭に生えていた葉っぱを引っ張った。


なかなか抜けない。


何とか引っこ抜く。


スポーンと抜けた根っこを見ると、小さなさつまいもがそこにあった。


多分、その葉っぱはさつまいもの葉ではなかった。


しかし、根っこの先には小さなさつまいもがある。


母が植えたものだったら、怒られるかもしれない。

そう思い、そっと埋めた。


次の日、かにえRは黒板の前に立っていた。


帰りの会だ。


毎日、一人ずつ、最近あったことを話すという決まりがあった。


かにえRは、昨日のさつまいもの話をした。


すると、教室がドッカーンと沸いた。


みんなが大笑いしていた。


先生までもが、腕を組み、笑っていた。


その瞬間、小学生だったかにえRは、


「あぁ、私って面白いんだ!」


と思った。


思ってしまった。


あの日、教室をドッカーンと沸かした感覚を、今でも覚えている。


そして今でも、そのドッカーンを求めて、草を引っこ抜いては、根っこの先にあるさつまいもを探している。


このエッセイも、きっと葉っぱと根っこなんだろう。


まだ、さつまいもはない。


どこかに埋まっているさつまいもを、ただひたすらに探している。


死ぬまで見つからなかったら、どうしよう。


そういえば、実家のそのさつまいもの葉っぱの横に、マンゴーの種を埋めたことがあった。


あのマンゴーの種は、どうなったのだろうか。


あ、そういえば。


春に植えたひまわりの花が咲いた。


今日の朝。


やっぱり、まだまださつまいもは見つからなそうだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ