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終末から始まる物語  作者: 風間流治
ゲームを作ろう
244/245

浮島

「さて、ゼロ。」


<了解です。姫様。>


言われたゼロは大きな龍の姿に戻る。


「よっと。」


ひらりと六花は飛び上がり、ゼロの首の付け根のあたりにまたがる。


「フェンリルはどうする?」


<われは空を駆けることができるから、そのままついていこう。>


「サルは?」


「何かニュアンスがおかしかったが。おれは専用の乗り物がある。」


そう言って口笛を吹くと、どこからともなく綿あめのような雲が現れる。


「なるほど。じゃあ出発するわよ。」


そう言って、軽くゼロの首をたたく。

叩かれたゼロは勢いよく翼をはためかせ飛び上がる。


「あ、そうだ。」


そう言うと六花は指を鳴らして、周囲に水球の結界をはる。


「この水球の外には出ないでよ。何が起きても助けられないからね。」


言われた悟空とフェンリルは一つ頷いて表情を硬くした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


<姫様~。どこですかね。>


「移動しているからね。理沙現在の島の場所は?」


<姉様。島の位置は・・・。あれ?位置情報が重なっています。>


「はっ?どこよ。」


六花は周囲を見回すが、何も認識できない。


<うーん。>


ゼロは対空して、周囲を見回す。


<あっ。みっけ。>


そういうとゼロは勢いよく真下にブレスをはく。

ブレスが当たると空間が霧が晴れるようにとけ、島が現れた。


「空間の属性がないと認識できないとかないわ~。」


<これは厄介な。>


「おいおい。これほんとにどうにかなるのか。」


全体があらわになるとそれは、一つの町がすっぽりと入る大きさがあった。


「これは・・・。神獣だけではないわね。」


<恐らく守護獣として、民を守っているのであろう。>


「俺みたいにか。」


「あんたは脅して言うこときかせていただけでしょう。」


言われた悟空はそっぽを向いて口笛を吹いた。


<姫様。どうします。このまま対空して、様子をみます。>


「うーん。そうね。様子、みようか。そうすれば、

 向こうからアプローチがあるでしょう。」


<迂闊に入って術中に嵌る訳にいかないものな。>


「ですです。」


<姉様。術が剥がれたことで、内部の動きを観測できます。>


「モニタリングをして、後、私達の状態の監視もお願い。」


<了解です。>


六花は指示を出し終わると真下の町をにらみつけた。

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