聖獣探し
「浮遊島?」
ユグラドシアの管理人室でたまっていた書類仕事を片付けていた六花の前に、
理沙達が報告にやって来た。
「ええ。調べてみたら、巧妙に隠された浮遊島があることが分かりました。」
「それでー。どうも聖獣の力が働いてーいるっぽいんです。」
「で、確認をお願いしたいというわけです。」
その報告を聞いた六花は残っている聖獣を思い浮かべる。
「龍。鳥。以外なところで、蛇、虎、牛、馬かしらね。」
「龍と鳥は確定かと。」
「でも、幻影は使えないだろ。」
「ですです。」
「気配を殺すのは蛇の専売特許かな。龍は大気操作。鳥は・・・擬態?」
3姉妹の疑問に六花が答える。
「なら、蛇、龍、鳥が確定では。」
「そうね。ま、行ってみればいいか。」
「お願いします。私は引き続き探してみます。」
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「で、一緒に行ってくれない。」
六花はさっそくフェンリルに助力を頼みに来た。
<良いが、龍に蛇か。奴らは狡猾だ。二人では若干不安じゃな。>
そう言って、フェンリルは流し目で猿を見る。
見られた猿はゼロにじゃれつかれ、地面に転がっていた。
「ぜぇ、ぜぇ、おれは、いや、だ、から、な。」
<ほー。姫様の頼みを無下にするのか。>
そう言って、ゼロは猿を爪で小突く。
「だー。や、やめ、わかった。わかったよ!行くよ。行く。」
「さて、猿は放っておいて。」
言われた猿は悲し気な顔をするが、無視をされる。
「ゼロ。あなたも今回はついてきて。」
<了解です。姫様。龍がいるからですか。>
「それもあるけど、戦力的にね。猿は論外だから。」
言われた猿は膝を着いて悔しがる。
「さて、行くよ。場所は把握している。一度、拠点に飛んでから、
ゼロに乗っていくわよ。」
<<わかった。>>
「ほら、ショック受けていないで、さっさと立ちな。」
グイッと腕を引っ張り猿を立たせて、魔法陣へと3匹と1人で向かう。
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「さて、着いた。まず、羊がいる山に転移して、
その後、周辺を飛んで、島を探すよ。」
<その島はどんな形だい?>
「えーっと。もらった紙には・・・。雲に擬態し、雲に隠れていないときは、
姿が消えているらしい。」
<厄介だな。>
そう言って、山への転移する。




