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エンドレスエンド  作者: kaxali
想像機神/創造鬼神
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プロローグ

さぁさぁやってまいりました第9章!今回はそんなに待たせなかったぜ!褒めろ!

「はぁ……全く、厄介これ極まれり、といったヤツだったな……」


 フラフラとした足取りで、1人の男がアラスカの凍土を歩く。

 男の名は■■■■■。だがその名を知る者はもはやこの世にはおらず、男は代わりに”博士”と名乗っている。


「取り巻きどもは雑魚同然だったが……、ふぅ、あの男の能力は反則もいいところだ……」


 博士に目立った外傷はなく、主に精神的な疲労によって体力を削られている。

 それもそのハズ、博士の戦った敵、九重蓮は異世界転移し、その世界で力をつけで神殺しを成し遂げ、この世界に取り巻きの女と共に帰還した男だからだ。

 そんな男と博士は対峙し、さらには途中から参戦してきた九重の仲間と思しき者たちも相手し、実に12VS1という圧倒的不利な状況での戦闘が繰り広げられた。

 だが、素の戦闘力であれば博士に分があり、実際”幾度となく”勝利したのだが、九重のある1つの能力が非常に厄介だった。


「まさか、1人の人間に2つの能力、しかもそれが能力者の心が折れない限り敵をタイムリープさせる、などという気持ち悪さ100%な能力だとはな……」


 ではここで博士VS九重のダイジェストをご覧いただこう。



 アラスカに到着した博士は、飛行船で毎度おなじみの陣を刻もうとしていた。

 そこに登場したのは九重蓮とその取り巻きの女3名。

 そして北往生市にて大虐殺陣を描いている最中の禍言の進路に運悪く立っていたために、家族同然の仲間を殺され、恨みを持っていた2人の少年と、1人の少女。

 彼らの姿を見た博士は自分たちの行動が人類最強、果街はてなに看破されていると予想し、彼女が来る前に仕事を終える必要があると結論を出した。

 そうと決まれば邪魔するやつはさっさと処理しようと博士は拡散型ビームライフルを取り出し一気に殲滅する。

 ほとんど不意打ちのこの攻撃によって九重たちは全員死亡したが、次の瞬間博士は目を疑う事象に巻き込まれる。


 ライフルによってハチの巣のようになったハズの九重たちが再び目の前にいたのだ。

 ならばもう一度と、禍言からオリジナルのクロスインパクト、インパクト・オメガを拝借し、ビームの刃を伸ばし今度は一刀両断する。

 確実に上半身と下半身をバイバイさせたことを確認した博士はこれで終わったものだと安心するが、やはり傷1つない九重たちが立ちはだかる。

 これを繰り返していくうちに博士は九重の死をトリガーとしてタイムリープしていることに気が付いた。

 しかも九重たちは、九重のこのタイムリープ能力の存在にも、もちろんタイムリープしていることにも気付いていない。

 九重の敵である博士だけがこの能力に気付いているのだ。


 何度殺そうとタイムリープし、なかったことにされる。

 そのくせして博士が攻撃を食らうと、その後殺そうと攻撃を食らった時間に巻き戻るため、時間が経つにつれどうあがいても博士が負ける。

 3桁の回数を越えたあたりから博士は珍しく平静を乱し、少しずつ怒りを溜めていく。

 怒りの限界を迎えた博士は、こうなりゃ死ぬまでブッ殺してやる!とヤケになった。


 そこからは博士のたのしいたのしい九重殺害RTAが始まった。

 途中、九重との距離を極限まで詰めてからあえて攻撃を食らうことでセーブをし、タイムリープした瞬間に殺せるように調整をしたり、逆に九重たちを鬼に見立て鬼ごっこをしたり、それはそれは存分に遊びながら九重を殺していった。

 回数にして1万5千回、その回数を超えると、九重は今までのタイムリープの記憶を少しづつ思い出し、そこから532回ほど殺すと、完全に記憶を取り戻し精神を崩壊させた。

 こうして九重を無力化した博士は残った取り巻きと、参戦してきた九重の仲間を、瞬く間に殺して回った。


 博士に禍言のような身体能力はなく、普段着ている服の下に仕込んでいる強化スーツを使っても、せいぜい手を抜いたはてなの攻撃を凌ぐので精一杯な程度だ。故に”瞬く間に”などと装飾できるような高速戦闘はできない。

 だが、このRTAによって博士の”人を殺すための動き”は最適化され、博士は1つの動きで複数人を殺害できるようになっていたのだ。



 以上、ダイジェスト終了。


 そして、全員を殺害し、一息ついた博士はこれまでの疲れに襲われ疲労困憊、今にも倒れそうになっているのだ。

 ちなみに、この間禍言はロンドンでの戦闘で疲れ果て、飛行船の中で眠りこけていた。


「よぉ博士!なんか随分と久しぶりな気がするな」


 やっとの思いで飛行船に辿り着くと、禍言が飛行船の乗降口に腰を降ろし、ジュースを飲んでいた。


「あぁ……638年ぶりだな」


 禍言の顔を見て安心感を覚えた自分に少し驚きつつも博士は飛行船の乗降口に足をかける。


 だが、そんな2人の後ろに1つの影が忍び寄る。

一言も喋ることなく退場していく九重蓮、おもしろいですね。まぁ本当に退場したのかは……。次回、お楽しみに~

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