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エンドレスエンド  作者: kaxali
戦線終結/千繕醜血
80/88

燻る両雄

なんかまた久しぶりな気がするんですけどどうです?一か月くらい?でも言い訳させてくれよ、実は1ヵ月前からユーチューブでの活動を始めたんですよ。まぁこの作品とは微塵も関係ないんですけど、そんな理由で……と言おうと思ってたんですけど配信は前からやってたしそんな変わらないか!じゃあ普通にサボってましたすっみませんでした

「ついに東アジア全制覇!いやはや、もう君たちさえいれば世界征服すらも夢じゃないかのように思えるねぇ!全くねぇ!」



「総長、命じられた金額は揃いました。アメリカ側も、武器の受け渡しはいつでもできるようです」



「君たちの隊から始まり、”施術者”も一師団を編成できるまでに増えた!もう君たち特殊能力部隊は名実共に世界最強の軍隊だね!全くね!」



「決定的なボロは絶対に出さない、仮にも世界最強の軍隊を擁している国ではありますね」



「ま、そうは言ってもそろそろ戦争も終わりそうだから君たちの活躍の場はそう多くはないんだけどね。ちょっと惜しいね、全くね。君もそう思うだろう?奇崎くん」



「早く作戦を始めたいと燻っている者は多くいます。ひとまずはあなたが出て宥めてきてあげてください、奇崎さん」




 絡んできたいつもの中年が休憩室から去ったのを確認すると、1人になれたダイゴは缶コーヒーを口にする。


 中年と入れ替わるように入ってきたいかにも訓練後といった服装の男は、ダイゴと同じコーヒーを買い、ダイゴから少し離れた席に座った。


「ダイゴさん、”子どもたち”はどうでした?」

「……相変わらず元気そうだよ、”おもちゃ”も手放さないくらいにはな」

「そうですか。ところで、今日の”あの喫茶店”の日替わりメニューは”イノシシ”のステーキらしいですよ」

「分かった」


 ダイゴと謎の男は少し会話をすると、互いに飲みかけのコーヒーを手に休憩室を後にした。




 その日の夜、時刻は21時50分。先日襲撃された病院からほど近い廃ビル内にけして少なくない人数が集まっていた。


 そして、そこにはダイゴの姿もあった。


「どいつもこいつも10分前行動とは、みんなして軍人気質だな」

「軍人じゃなくても10分前行動くらい大人として当たり前ですよ」


 昼間に会話していた男が、音もなくダイゴの背後から現れる。だがダイゴは微塵の同様もせず、男と共にそのまま積み上げられた机の上に飛び乗った。


「フッ、あのお子様どもにも聞かせてやりてぇな」


 皮肉のような言葉を一言だけ漏らすと、一度深呼吸をし、自身からポジティブな感情を追い出した。


「さて、規定時刻前ではあるが、全員揃っていることも確認が取れたし、始めさせてもらう」


 ダイゴの声が聞こえた途端、集まっていた者たちは一瞬にして静まりかえり、緊張感の漂う空気に変わった、


「前回の集会にて軍資金の調達が完了し、晴れてアメリカから武器を購入することができた。そして昨日、俺の元に武器受け渡しの詳細が届いた。

 受け渡しの日は明日のこの時間、22時から。場所は三宅島の北東の……まぁ場所はそんな全員同じ船で行くから別に覚えなくていい」


 そこまで言うと、ダイゴは一歩下がり、代わりに自身の後ろに立っていた男を前方に押し出した。


「俺は明後日の表の任務があるから今回の作戦には参加できない。よって以降の指揮は薬師寺に一任することにした。ということで、あとの細かい情報はこいつから」

「……えー、そういう訳で、総長に代わり、ここからは僕が説明します」




 翌日。訓練室で自身の隊のメンバーと共に次の日の任務に向けた対人訓練を行っていた。


「奇崎さん、昨日もまた奥さんのとこに行ってたんですか?」

「ん?あぁ、せっかく軍に無理行って定期的に会えるように調整してもらったんだから、会ってやらねぇと申し訳ねぇだろ」

「ふーん、まぁそれもそうですね」


 訓練の合間にオペレーターの小明がダイゴに話しかける。どうやら夜にでかけるダイゴの姿を見かけたようだ。だがダイゴは何食わぬ顔であらかじめ決めていた嘘の言い訳を伝える。


「でも調整してもらったという割には任務の内容がどんどん危険になってますよね、これじゃあまるで隊長をあわよくば……」

「口ばっか動かしてねぇで手も動かせ桂川!」


 ダイゴの強烈な蹴りが桂川の横腹にクリーンヒットした。


「ちょっ、今の蹴り、能力を乗せてましたよね!殺す気ですか!?」

「気ぃ抜いてるからだバカ野郎、明日は残党狩り作戦だぞ、もっと気合入れろ!」

「……フゥ、すいません。雁屋、治療頼む」


 ダメージを負った桂川は反省しつつ、雁屋に声をかけた。呼ばれた雁屋は軽く舌打ちをしながら桂川を治療する。

 先日の施術で、奇崎隊の隊員は全員、それぞれ別の魔術をその肉体に刻んでいた。そして、雁屋は治癒魔術を獲得していた。本人は不服らしいが、それを上手く戦闘に組み込んでいるようだった。


「さて、今日はこんなもんで終わって明日に備えるとするか」


 桂川の治療を見届けると、奇崎は訓練を終えさせ、軽く明日の作戦の概要を伝えると、早々に解散させた。



 日本独立後、最初の戦争である日中戦争。約100万の軍勢に対し、日本は奇崎隊率いる特殊能力部隊50人のみを派遣した。数字だけを見ればあまりにも無謀としか言えないが、たったそれだけの人数で70万人の屍を築いた。

 日本軍にも3人の死者が出たが、70万と比べれば0に等しいだろう。人の死をそう表現するのは不謹慎ではあるが。

 その中国軍の残党、30万人が決起し、日本に、というより奇崎隊に宣戦布告をした。それが今回の奇崎隊の任務、残党狩り作戦だ。


 だが、その残党狩り作戦も奇崎たち特殊能力部隊はたった3時間で1人残らず殲滅したのだった。

 今日もまた、血濡れた英雄奴隷が、国に帰還する。

みなさんワンピースフィルムレッド見ました?なんで「伝説のおっさん書くの飽きたから今度はかわいい女の子書こうっと!」であんな最強の幼馴染が生まれるんだよ!どうかしてるぜ!

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