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エンドレスエンド  作者: kaxali
魔術霧中/痲術夢中
68/88

魔術師の頂点

最近毎週投稿してない?偉すぎか???

 何度も、何度も繰り返した。


 終わりのない繰り返しの中、薄れる自我を繋ぎ止め、この旅の目的を、願いを思い出す。


 気の遠くなるような旅の果てに、遂に■■は--




「なぁおい、本当にこのガキが無許諾の大規模魔術をやろうとしてたのか?」

「そうですよ!ホラ、見てくださいよあの地面!あの線!間違いなく大規模魔術陣ですよ!」


 エンジンフラッシュと、そう呼ばれた男が青年に確認すると、赤メッシュの青年が答えた。


「……確かに、こんなやべぇ術式の使用をジジイどもが許可するハズねぇな」

「博士、今のうちに逃げようぜ?」

「だな」

「あぁいや、お前らはまだここにいろ」


 エンジンフラッシュたちが話している間に禍言たちは逃げようと試みるが、エンジンフラッシュのセリフと共に禍言たちは沼のようになった石畳に沈み、それは阻止されてしまった。さらに、青年たちを縛っていた縄も同時に斬られ、解放されていた。


「魔術陣も詠唱もなしに魔術を使うとは流石だぜエンジンフラッシュさん!」

「いつ見てもどうやってんのか分からねぇや」

「ほう、詠唱と魔術陣、その2つの方式があるのか」

「なら口を塞ぐか陣を使わせなきゃいいだけじゃん。そうと分かりゃ、よっと!」


 助けられた青年たちの言葉から、禍言たちは魔術師の弱点を早くも見つけると、まるでプールから上がるかのような気軽さで埋められた地面から抜け出した。


「んじゃこれで、そーいやっ!」


 禍言は抜け出す際に散らばった石を拾うと、軽い掛け声と共にエンジンフラッシュたちに投げつける。そして、青年たちは飛来する石を認識することすら許されず喉を穿たれた。


「……いきなり投げてくるとは、随分なご挨拶じゃねぇか」


 青年たちを殺すことには成功したが、肝心のエンジンフラッシュ、その首には傷1つついていなかった。


「全く、俺じゃなかったら死んでたぜ、ってかこいつら死んでんじゃねぇか」


 自身の後方で息絶えている青年たちに気づいたようだが、エンジンフラッシュはさして衝撃を受けているようには見えなかった。禍言はこいつは仲間が死んでも動揺しないタイプなのか、と推察したが、どうやらそうではなかった。


「仕方ねぇ、オラお前ら起きやがれ」

「……どうやっ、ん?あれ?なんで空が?え?」

「……最近は死者蘇生が流行りなのか?」


 エンジンフラッシュが青年の死体を足蹴にすると、空いたハズの青年たちの喉の穴は瞬く間に塞がり、意識を取り戻した。それを見ていた博士はつい先日の中国での出来事を思い出し頭を抱えていた。


「何が、あったんです?」

「そこの白衣が言った通りだ、お前らあいつに殺されたから俺が蘇生してやったんだよ。常にシールドを張ってねぇからそうなるんだ」


 ずっと喋らずにいたスキンヘッドの青年が状況を聞くと、不機嫌になったのか、エンジンフラッシュは少しぶっきらぼうに答えた。どうやら、先ほどの攻撃でエンジンフラッシュが無事だったのは魔術でガードしていたからのようだ。


「いやいや、常時シールド張るなんてエンジンフラッシュさんと空賢くらいにしかできませんって!」

「そうか?まぁいいや。おいお前、赤い腕のお前だよ。お前、俺の弟子に手ぇ出してタダで済むとは思ってねぇよなぁ?」

「アンタも殺しゃあタダで済むと思ってるぜ?」

「そうかよ。……俺に喧嘩を売ったこと、後悔させてやるぜ」


 エンジンフラッシュがそう呟いた瞬間、禍言を焼き尽くさんとする炎が囲むように立ち昇る。

 禍言は博士を空中に放り投げると、自分は炎を無視し、エンジンフラッシュとの距離を詰めた。

 シールドごとエンジンフラッシュの喉を潰そうと禍言は拳を振るが、エンジンフラッシュは全身に広げていたシールドを喉元に集中させ、目で見える程に厚くなったシールドで防いだ。

 しかし、禍言はそれに留まらず、厚くなったシールドを手を引っ張り、その勢いを利用して頭突きを繰り出す。

 エンジンフラッシュの眼前に禍言の額が激突しようとしたその瞬間。


「ぐえっ」


 禍言は間抜けなカエルのような声を上げ、その頭を静止させた。否、静止させたのではない。させられたのだ。

 左右の壁から飛び出した鎖が禍言の首に巻きついており、喉を絞められていたのだ。

 上空を舞っていた博士はそれにいち早く気付き、インパクト・シグマを投擲し、その鎖を断ち斬ったが、時すでに遅し。

 喉を絞められ、動きを封じられた瞬間、エンジンフラッシュは禍言の周囲を真空状態にし、禍言の意識を奪っていた。

 意識を失い崩れ落ちる禍言には目もくれず、エンジンフラッシュは博士に狙いを定める。

 博士は服の下に着ている強化スーツ、果街はてなとも戦えたあのスーツを起動させ、捕捉されないように高速移動をする。

 そのまま禍言を回収し撤退しようとする博士だったが、突如、足をもつれさせ、派手に壁面に激突した。


「なん、だ?体が……うごか、な……」

「お前の体温を奪った。これで終わりだ。観念するんだな」

「く……そ……」


 こうして、禍言たちは、2度目の敗北を喫した。

私ワンピースのアニメはホールケーキアイランド編までしか見ていなかったんですけど、最近ワノ国編を見始めてようやく最新話に追いつきました

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