あんたはここでろりと死ぬのよ
鬼滅の刃無限列車編泣きそうになりました。帰り道にすれ違った中学生に1000円渡して「無限列車編見てこい!」ってやりたくなりましたね、コミュ障陰キャなのでできないんですけど。
そこに止まっていたのは、創作物の中だけだと思っていた黒くて長い車、リムジンだった。
「リムジンなら結構人を乗せられるし、何より快適でしょ?」
とのこと。そして、オレはこの異体対策委員会に加入したことによって、このロリより下っ端になったということで敬語は使わないらしい。
しかし、そんなことよりもオレはこのロリの年齢がずっと気になっていた。見た目こそロリだが、口調は大人そのもので、そこにひどく違和感を覚えていた。
「わたしの年齢が気になるって顔をしているわね。確かに女性に年齢を聞くのは失礼な行為だから、そこは褒めてあげる」
「ありがとう、ございます」
「敬語もちゃんと使えるじゃない」
「まぁ、いつでもクビにできるぞって示されたら敬語くらい使いますよ」
物理的な方で。
「賢明な判断ね。それで、わたしの年齢だけど、実はわたしも覚えていないのよ」
「……記憶喪失っすか?」
「いいえ、"長生きしすぎて"いつ生まれたのかをもう忘れちゃったのよ」
「不老不死っすか。憧れますね」
「そ。でも安心して、確実に200年以上は生きているから」
何を安心すればいいのやら。ともかく、それだけ生きていれば、確かにあの並外れた強さも理解できる。この人は一体、どれだけの時間を戦いに費やしてきたのだろう。技術面なら確実にオレなんかより上だな。
「私を異体、あなたの言うところのバケモノと認識したのね。あながち間違いではないけれど、やめたほうが身のためよ」
「思考を読む能力でも持ってるんすか?」
「何百年も生きていれば読心術くらい身につくわよ」
また不毛な会話だ。さっさと核心に触れるとしよう。
「それで、オレは一体これからどうなるんですか?」
「君の考えていることとそう大差はないわよ。君はーー
ーーただの兵器として、わたしに使われるのよ」
キリのいいところで終わるってのがなかなか難しいもんで。




