えっへん!
ヒロアカ31巻を読んだ数時間後に書く内容ではない
「あたしが治しますから。だからほーらー!どーいーてー!」
「こんな砂漠に見ず知らずの者を手ぶらで治療する女がいるか。果街の手下だな」
謎の女が現れ、博士の能力行使を阻止した。そしてあまつさえ禍言を治療しようと言う。しかし、これを信用する博士ではなかった。
「誰ですか、そのハテマチって人。それにあたしみたいにとにかく人を助けたくて仕方ないって人だっているんです!さぁどいたどいた」
そう言って女は博士を押しのけ、禍言の足を観察し始めた。幸い、博士の応急処置のおかけですぐさま死に至るほどではなかったが、決して予断は許されない怪我だった。
「フン……まぁ、変なことをしようとしたら殺せばいいか」
「怖いこと言わないでくださいよ……って何ですかそれ!」
そして博士は量産型クロスインパクト、インパクト・シグマを起動させ、女の視界にチラチラを映していた。
「まぁいいや、ちょっとそれ借りますね」
「は?」
その時、博士は自分の目を疑った。女は止血した禍言の足を掴み、インパクト・シグマで斬り落とした。それだけなら『やはり貴様は敵だったようだな』の台詞とともに首を落とすだけなのだが。
いや実際そうした。だが、ドサッと落ちた女の頭部は、消えるかのように砂漠の砂に溶け、残った体から新しい頭部が生えた。そして自分の足をインパクト・シグマで斬り落とし、血の噴き出す禍言の足に傷口同士を押し付けると、そのまま一体化した。奇っ怪という言葉では余りある、意味不明な光景だった。
「全く、やられるだろうなとは思ってましたけど、そんな迷いもなくやることはないじゃないですか。いくら治るとは言っても痛いんですよ?ともかくこれでこの人の足はもう大丈夫です、この1週間もすれば元通りになりますよ」
そんな愚痴と報告をしながら、女の両足は既に再生し終わっていた。
「貴様……一体何者だ?」
頭を斬っても再生し、足を斬っても数秒後には元通り。もはや不死身という他ないその女に、博士は問いかける。
「ようやく聞いてくれましたね。そんなに気になるのなら教えてあげましょう!あたしの名前は富士見フミ、その名の通り、不死身の仙人です!」
えっへんとでも言いたげな顔で高らかに名乗り上げるその姿に、博士の視線は冷ややかなものとなった。
「……もうちょっとびっくりしてくれたっていいじゃないですか。あと仙人様へのお礼はまだですか?りんごでもいいんですよ?」
「こんな仙人いてたまるか」
ようやく3人目の女性キャラだよ!1人目はクロスインパクトパクってくし2人目は殺そうとしてくるしでロクな女性がいなかったけど、ようやく友好的な女性が来たね!よかったね禍言くん!




