殲滅作戦 決
原神が楽しくてしょうがない
「核爆弾のご登場だ」
博士が指差す上空には、プルトニウム型爆弾、Fat Manの次世代型、Flat Manを積んだ戦闘機が3機。半径10kmを確実に焼き尽くす最強の核爆弾は、静かに二人を狙っている。
「あれは対象に触れてから起爆するまでタイムラグが"全く"存在しない。だからいくらお前でも、ましてワタシのフィールドを使っても、防ぐことはできないだろう」
「逃げるしかねぇじゃん」
「上空でパイロットごと起爆されれば終わりだ」
「えっ、じゃあ……死?」
「だが、あれを使えば氷河期の再来だ。ただの脅迫、実際には使わないと見ていいだろう」
「いや落ちてきてるけど」
「でもだからといっ、て……何?」
「ほらアレ」
空を見上げる禍言の目線の先、そこには宙を舞う黒い物体があった。博士の考えは間違ってはいない、だが、日本大統領は選んでしまった、人類の死よりも地球の死を選んでしまった。災厄を滅ぼすために災厄を引き起こす選択肢を、選んでしまった。
「なぁ博士宇宙船とかねぇのかよ!?オレが蹴っ飛ばしゃギリ逃げられんだろ!」
「あるにはあるが今から取りに行ってももう間に合わん。足掻くだけ無駄だ、諦めろ」
博士は死んだ目で地面に転がる。そのまま、目を瞑り、死を待ーー
「崩壊せよ」
ーーどこからかため息が聞こえ、同時にFlat Manが音もなくボロボロと崩れた。
「日本軍の次はフラットマンだなんて……一体君たちは何をやっているんだ」
「……随分と早い再会じゃねぇかよ」
禍言の目の前に現れた、同じ顔をした男。
「まぁ、自分のことは自分が1番分かってる、とでも言っておこうかな」
「……お前、口数多くなったな」
つい数分前までとは全く違う雰囲気を纏った男。
「マキシム・マキシマム、時も世界も飛び越えて、参上」
「誰だよ」
蛇足というか補足というか。フラットマンくんの威力について「半径10kmを確実に焼き尽くす」って書きましたね。これは人間とか建造物とかのみならず地下とか空気とか、とにかく半径10kmに存在する全ての物質を焼き尽くす、というかもはや溶かすってことです。さらに言うと爆風で40km圏内の人は焼死体と成り果てます。そんな巨大隕石が降ってきたかのような威力のやべーやつを作ることができるのか、なんてお話はナシよ




