殲滅作戦・裏
おひさ
「何、全滅だと!?残弾はッ!?」
「もう弾丸1つとして残っていません!!」
「……もう、アレしかないのか?」
「えぇ、大統領……ご決断を」
「…………ふぅ、分かった。やってくれ」
「了解しました。……あぁ、ご決断なされた、作戦開始時刻は予定通り、あぁ、そうだ。それじゃあ、頼む」
11月15日、突如赤い光に飲み込まれ、収まった途端壊滅した北往生市。そこから現れた二人組を最重要危険分子と断定するのにさして時間は要さなかった。
初めは飲食店で謎の行動をしていただけであり、近隣の警察だけで対処可能と判断した日本政府だったが、その警察官たちを皆殺しにした事実を受け、周辺100kmの日本軍駐屯地から戦車に戦闘機、ありとあらゆる重火器を用いる殲滅作戦を決行。と同時に、これが失敗した時を見越し、核兵器の使用も視野に入れた『殲滅作戦・裏』を計画していた。
核兵器すら使用するこの『殲滅作戦・裏』は、、到底承認しかねるものであった。しかし、虚言の振るう超広範囲攻撃によって軍人も民間人も建造物も、全て一緒くたに蒸発したことにより、人の住める土地ではなくなった。これにより、遺憾ながらその憂いは取り払われた。
そして今、この『殲滅作戦・裏』の決行を日本国大統領は承認した。
「みんな聞いたな!開始時刻は予定通りフタヒトマルマル!!まだ9時間ほど余裕はあるが目標行動如何で無条件にその予定は繰り上がる!!至急、準備に取りかかれ!」
その合図を皮切りに、日本政府直轄軍事局特務部は動き出した。
まず手始めに、日本全土に配置された固定式発射台の全開放、並びにB3搭載型弾道ミサイルの装填。
次に、B3弾頭搭載巡航ミサイルを搭載した戦闘機37機を国内外に存在する日本軍基地から出撃。
そして、原子爆弾を搭載した戦闘機3機の出撃。
これが全て完了するまで、わずか1時間。作戦開始まで、残り8時間。
虚言が首を斬り落とす。
全戦闘機が作戦本部に到着、作戦の確認まで4時間。作戦開始まで、残り4時間。
ここで、無言、もとい人類最大の敵に動きがあった。落ちた首と、頭を失った体が再生し、2人になったのだ。
これによって作戦時刻は繰り上がり、集結したばかりの戦闘機群は厄災を滅しに戦場へと飛び立った。
この回はエヴァとシン・ゴジラ、つまり庵野の影響をかなり受けてます。シンエヴァから1ヶ月、いや2ヶ月経ったのに未だに離れられません




