The 2nd sample
1週間更新しないだけで筆が全然進みませんでした、おかげでいつもなら1日でばっと書けていたのに今回は2、3日ほどかかりましたね
駐車場と、近辺の車道を埋め尽くすのは、迷彩の戦車と輸送車。そして空にも無数の戦闘機が。砲口は全て禍言と博士をいつでも撃てるように、狙いを澄ましている。そして、輸送車の1つから、司令官らしき男の声が響いた。
「君たちには無条件発砲許可が降りているんだ、日本軍総司令部より直々のね」
「ならなんで撃たねぇのよ?」
禍言は砲口など気にするまでもないと言ったように軍の司令官を煽る。
「殺してもいいけど、可能なら生きたまま捕獲しろという命令もあるんだ。これだから現場の下っ端は面倒なんだ」
司令官の男はメガホン越しに、気苦労を感じさせるため息をついた。
「とはいえ、僕らじゃ生け捕りなんてできなそうだし。……撃てェッ!」
その合図を皮切りに、百を優に超える弾丸の嵐が2人に降り注いだ。何のアクションも起こさなかったのを見た司令官の男は、所詮キタのバケモノと言ってもこの程度か、と落胆した。
しばらくして、立ち込める硝煙を手で払いながら、男が死体を確認しようと二人のいた場所に近づいた。
「死んでるかなぁ、まぁ死んでるよなぁ、死体ちゃんと残ってるといいなぁ、まぁ残ってないよなぁ」
「勝手にワタシたちを殺すな」
その言葉と共に、男の胸に穴が空いた。力を失い倒れる死体の先には、見慣れた色の光のドームが。
「ったく、オレぁこんなのなくたって良いってのによ」
「お前は良くともワタシが良くない」
光のドームが消えると、中からは傷1つない博士と禍言が現れた。司令官が倒れ、攻撃対象は無傷という光景を目の当たりにした軍人たちは、思わず自分の目をこすった。これは夢なのではないか、あれだけの銃弾を浴びて無傷なハズがない。そう考えてしまうのも、そう信じてしまうのも、無理はない。しかし、残酷なことにこれは現実で、残酷なことに、これから更なる惨劇も起きてしまうのだった。
「さて、それじゃ」
お前の出番だぜ虚言。
殺戮は君の専売特許でしょう、私が出てやる意味あります?
お前のあのビームのやつのほうが早く終わるだろ。
さいですか、ならやったりましょう。
「私の出番ですね。2番、4番、起動」
禍言と入れ替わった虚言は、瞬時に胸元からつのクロスインパクトを取り出し、起動させる。伸びる光は真上の戦闘機を焼き穿ち、なおも天高く伸び続けた。
「えっ?あの、博士、これどこまで伸びるんですか?」
「さぁな、月は掠めるんじゃないのか」
前回よりも出力の上がっているクロスインパクトに軽く引いた虚言は、製作者である博士に尋ねる。しかし、博士は自分の腕に着けた装置の調整に夢中で、適当な返答をするだけだった。
「えぇ……まぁいいですよ、とりあえず博士は伏せて」
「ふむ」
言われた通り博士が地面に伏せると、虚言は2本のクロスインパクトを縦横無尽に振り回し、軍人たちを悲鳴を上げることなく蒸発させた。
「やっぱ前回より出力上がってますよこれ」
「同時起動する数は少ないほうが出力が上がるのかもな、後ほど実験するとしよう。そんなことより早く入れ、お前はこの鉄の雨を避けれるほどではないだろう」
そう言って博士は光のドームに虚言を避難させた。ちょうどドームが完全に閉じた瞬間、空を舞っていた戦闘機の残骸が辺りに降り注ぐ。しかし、ドーム内には欠片1つ入ってくることはなかった。それもそのはず、この光のドームは。
博士の十八番、ビームで構成されているのだから。
「なるほど、攻撃だけでなく防御にも転用しましたか。流石は博士ですね、っつ」
「どうした?」
「いえ、少々頭痛が」
「そうか、まぁお前なら問題ないだろう」
「冷血漢め」
軽口をたたく虚言はまだ、己に迫る災厄を知らない。
もう4月ですよ、寒いままで良かったんですけど。ぼく花粉症持ちだし虫嫌いなので




