エピローグ
なかなか難しいモンですねぇ
血の溢れる死んだ街に、2つのエンジン音が響き渡る。
どこもかしこも、串刺しの死体で道は埋まっており、マトモに歩くことすら困難な悪路を2つの悪意が進む。道中、走りづれぇと文句を垂らす禍言に博士がドン引きしてしていたことは、ここでは割愛しよう。
散乱する死体を豪快にタイヤで踏みながら進み、南西の門、第六大門の前まで辿り着くと、禍言はバイクから一度降りる。そして、己の10倍は優に越すであろう高さの門を見上げていると、博士が後ろから問いかける。
「ここをくぐれば、ワタシたちは人類の敵として確定する。……ふぅ、覚悟はいいな?」
「あたぼう、よっと!!」
振り向くことなく返事をしながら、禍言はケンカ蹴りで門を吹き飛ばす。空を舞う門の残骸は、さながら流星のようであった。
「フンフンフンフン、やっぱここの住民ほぼ全員の"異能の力"を吸ったおかげか、結構パワー上がってんな」
「風船みたく破裂するかもな」
「しねぇよ……多分」
「おい今ボソッと多分と言ったな多分とはどういうことだ説明をしろ」
2,190名の北往生市住民と、371,293体のバケモノを殺した悪魔と、協力者の狂人。この二人は、どこまでも楽しげに、人を殺し、街を殺し、そして次なる殺しを求め、エンジンをふかすのだった。
来週4月ってマ!?




