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エンドレスエンド  作者: kaxali
発明革命/発命学名
16/88

真の兵器は即殺す!

クロスインパクトの同時起動で変な効果が現れるってのはダブルオーが元ネタだったり

 さて、レッツ突撃と決めたはいいもののどこに向かっていけばいいのか分かりませんね。こんなことならあの電話を切らずに聞いておけば良かった、と後悔しても遅いですし、ひとまずこの街の外に行気ましょうか。北往生市外であれば携帯の電波も届くでしょうし、着信履歴から、っと、電話ですか。


「ちょうど私もそちらにかけ直そうと思っていたんですよ」

「博士はちゃんと連れてくるのか?」

「お腹が痛いと言って早退しました」

「ふざけてんなよ、こちとら日本政府直属の組織だ、北往生市に核を落っことすことも出来んだぜ?」

「非核三原則って知ってます?」

「あんなん建前に決まってんだろ」


 あら爆弾だけに爆弾発言ですか、炎上しますよ。いや炎上してほしくはありませんけど。


「それで、私は一体どこに行けば教えてくれません?」

「そうだな、とりあえず15時に第八大門の前で待ってるぜ、博士はうんこ漏らしながらでも連れてこい。遅れたらどうなるかは、まぁその時のお楽しみってことで」


 そう言って通話を切られてしまいました。しかし第八ですか、真反対じゃありませんか、面倒ですね。仕方ありません、バイクを使いますかね。




 ドゥルルルルッと走ること30分、ようやく第八大門が見えてきました。


「それで、なぜ博士がここにいるんですか」

「いやな、お前の体が普通の人間と同じだというのをすっかり忘れていてな、この博士特製グローブを持ってきたのだよ。これがあれば太陽だって触れるぞ」


 なんで普通の人間なこと忘れてるんですか。アイツと一緒にしないでもらいたいです。


「太陽は手で触れる前に死ぬでしょう」

「細かいことは気にするな。それともう1つ、ここまで来たついでにその剣の性能を直に見ておきたい、ワタシも同行する」

「博士院」


 というか、あちらの方は博士を狙っているようですし、来てほしくなかったのですが、まぁ言っても詮ないことでしょう。



「なんだよ、てっきり博士は来ないのかと思っていたぜ」

「勝手に来てたんですよ、あなた方の死に様を見たいそうで」

「死に様というより剣の性能だが、結果としては同じことか」


 博士は自分が狙われていることを理解しているのでしょうが、なぜこうも余裕なのでしょうか。


「それでは、やってくれたまえ」

「了解ですよっと、起動!」


 キィィィンと控えめな音を立ててクロスインパクトの4本同時起動はひとまず成功しました。しかしあまりの熱量に白く光っているのですが。


「博士、これ本当にこのグローブで耐えれるんですか?」

「理論上はな」

「それがお偉いさんの言ってた禁忌の兵器ってやつか。確かに携帯できるビーム兵器、それが何本もあったんじゃ簡単にバランスは崩れる。恐れる訳だぜ」


 これを見てすぐに撤退してくれれば良かったのですが、流石にそう上手くはいきませんか。とりあえずどこぞの牧師さんのように指に挟んで持ちましょうか。


「あっ、意外とあったかい」

「そうか、ならばそのまま5本目の起動もしてくれ」

「そうはさせねぇ、ッよ!」


 そう言って男は腰のホルスターから刃物を取り出しこちらに向かって走ってきました。あれは……ソ連で開発されていると噂されていた最新型の超音波ナイフですか。


「まだ実戦投入できるレベルではないと聞いていましたが」

「これがその完成品って訳よ!!どんな金属でも豆腐のように切れるこの切れ味、まずはお前の骨で試させてもらおうかッ!」

「そのセリフ、そっくりそのまま返させてもらおう、うちのもそれが売り文句なんだ。ほらボサッとしてないでさっさとサイコロステーキにしてしまえ」

「分かってますよ」


 それでは、試し斬りにて斬捨御免としてしまいましょう!


「ウグッァアアアァァァッ!!!」

「へ?」


 突然、男の服は燃え上がり、叫び声が聞こえなくなったと思うと、そこには全身が目も当てられないような火傷の状態の死体が出来上がっていました。


「なんで私は無事なんです?」

「恐らく3本同時の特性、エネルギーの指向性の変化によるものだろうな。熱とは言ってもジェネレーターからのエネルギーによるものだ。そのエネルギーがこの男の方向だけに向いたのだろう。興味深いな、3本の特性も発現しているのか、つまり2本の特性も発現しているということか、では今まで検証していなかったが1本だけ起動した場合はどうなるんだ、非常に楽しみだ」


 完全にスイッチが入りましたね。とにかくこれで難は去りましたかね、しかし1人だけということはないでしょうし、まだまだ来そうですね。


「とりあえず博士、一旦博士のアジトに戻ってそこで続きを」


 それは、あまりにも一瞬の出来事でした。私と博士がバイクの方向を向いた瞬間。破壊という概念そのものがこの地に誕生したのかと錯覚するような、いや、錯覚ではないのでしょう。とにかく、それほどの衝撃を受けて、私と博士は50mほど吹き飛ばされました。


そして、男の死体があった場所にクレーターがあり、その中心には少女が立っていました。

いつか誰かがコメントしてくれるのを楽しみにしていたりでもビビっていたり

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