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迷宮世界のオデュッセイア  作者: 諭吉
二章 七つの島の新たな伝説
41/60

41. 変容

 フレンカを出てから六日と少しが経った夜更けの時間に、船は次の経由地であるブライト領マレムの港に滑り込んだ。

 宿に一泊した次の日の朝から、テレミアたち六人はカンバ、ニナの二人とは別々に迷宮【三足烏の果樹園】に潜り始めた。


 【三足烏の果樹園】は、ありとあらゆる種類の果物が実る果樹園の中に三足烏と呼ばれる獰猛な鳥が徘徊する、探索難易度の高い迷宮である。生息する三足烏を倒して得られる肉や皮などの素材に殆ど価値がないため、果物を収穫し持ち帰ることで報酬を得るのが手っ取り早い稼ぎ方だ。

 出入り口付近に並ぶ林檎やオレンジなどはさして高く売れないため、より効率よく稼ぐためにはそれなりの危険を覚悟した上で稀少な果実の連なる迷宮の奥地へと踏み込む必要があった。


 入り口付近で何度か交戦して炎を纏う三本脚の鳥との戦い方を覚えた後に、テレミアたちは価値の高い果実を求めて迷宮の奥地へと進んだ。


 見通しが甘かったことを突きつけられるまでに、そう長い時間はかからなかった。



「『脚』」


 手の中で札が燃え尽き、テレミアの両脚に一瞬限りの力が与えられた。

 短矢をその身に生やして動きの鈍い三足烏に向けて思い切り飛び出し、剣ではなく打撃面の広い盾を振り下ろす。


「っらぁ!」


 盾を通じ、左手に重たい感触と熱が伝わる。多少の痛みを堪えながら、そのまま下に向けて腕を振り抜く。


 三足烏は地面に叩きつけられて、苦悶の叫びを上げた。


 一瞬遅れて着地したテレミアは即座に剣を振りかぶろうとした。

 

「ミア、右前!」


 そのとき、オトの警告が鮮やかな果実を実らせる木々の狭間に響き渡った。

 深く考えるよりも先に顔を右の斜め前に向ければ、そこには木々の合間の僅かな隙間を切り裂くようにして別の三足烏が真っ直ぐ飛翔してくる姿があった。


 即座に盾を突き出し、鉤爪での突撃をはじき返す。金属同士がぶつかり合うような乾いた音が響く。


「誰かっ、トドメ刺して!」

「私が!」


 放置せざるを得なくなった手負いの個体にはファンエーマが槍を突き出した。

 異常なまでの治癒能力で既に翼をはためかせ空へと舞い戻ろうとしていた三足烏は何度か槍の攻撃を回避したものの、ファンエーマの速度が獣の本能を上回った。


 光の粒がいくらか盾に吸い込まれていくのを感じる。

 これで、一つ脅威は少なくなった。

 テレミアは目の前の相手に対処すべくカサノルを構え、攻撃に出る構えを見せて牽制を試みる。しかし、悠長ににらみ合うことができる程に状況は穏やかではなく、


「っぐ、一匹下りて来おる! モムル!」


 ヘステスが焦ったように叫んだ。

 戦闘が長引いたことでおびき寄せる形になってしまった三足烏が何匹も先程から上空を旋回しており、意識の空白につけ込むようにして時折急降下を仕掛けてきていた。

 ヘステスは魔導で盾をつくるなどしてその大半を防いではいる。しかし、短時間で何度も繰り返し魔導を使って魔素切れを引き起こしたか、精度が落ちてきていた。最後の盾としてモムルが待ち構え、超人的な反応と予測能力でもって高速で飛翔する三足烏に対して矢を突き刺し続けてはいるものの、いつ迎撃に失敗してもおかしくはない状態だった。


「……っ、く、当てた! っおお、危ねえっ!」


 矢の直撃を受けて尚突き進んでくる三足烏に対して、モムルは咄嗟にボウガンを放り捨てた右手で剣を抜き放って勢いを逸らした。既に前衛も後衛もなく、戦闘は泥沼化しかけていた。


「オトっ、こっちは良いから、モムルの方に! ───っ!」


 オトに指示を送ったテレミアは、ファンエーマの攻撃を回避してきた魔物に向けて剣を突き出した。二方から迫られて行き先を失った三足烏は遙か上空へと逃げ出した。


 モムルの隣ではオトの陽炎がまた別の三足烏に向かって躍りかかり、避ける先にもモムルが矢を放つ。羽を貫かれて地に墜ちたその個体に対して一気に距離を詰めたファンエーマが首を断ち切って、魔物は光に還った。


 戦場に一瞬の平穏が訪れたのを機に、籠を背負ったラズエイダが潜んでいた藪の中から飛び出してきた。籠に詰まった桃色で丸っこい果物の量はテレミアの記憶にあるよりも少し増えていたから、隠れている最中にも隙をみて収穫を続けていたのだろう。


「籠の七分目だ! 退くなら退こう、十分採れた!」

「逃げるよ! ヘステスもうちょい頑張って!」


 モムルに背負われたヘステスを中心に絶え間ない空からの襲撃をどうにかこうにか跳ね返しながら、テレミアたちは一心不乱に迷宮の出口へと駆けた。

 

 


 命からがら逃げおおせた先で、持ち帰った桃色の果実は見事に金貨三十枚に化けた。

 虫食いがあって買い取り価格が安かったものを売らずに食べてみると、鼻腔から脳天に突き抜けるようなとても濃厚な甘い香りが感じられた。

 「これを食べるためだけにもう一回迷宮に入っても良い」とオトがこぼしたのは苦笑いで受け流しつつ、テレミアたちは不足していた防具など、入り用のものをあれこれ買いそろえた。


 日が暮れるよりも前に、別の場所に宿を取っていたカンバとニナが連れだって現れた。


「約束の金貨五枚です。またよろしくお願いします」

「うむ、確かに受け取った」

「三日以内、って言ったつもりだったけど。一日で稼いだの?」


 ヘステスが金勘定を終えた横で、テレミアは素直な感心を自分よりも年の若い二人に向かって投げかけた。


「えーと、今日稼いだ分で確か金貨八枚とかそれくらいでした。もし今すぐ出発してしまうなら、宿代と次の島までの食糧代を残ったお金と差し引きして丁度ぴったり、って感じですね」


 けろりとした顔で答えるニナに対して、テレミアは心の中で舌を巻いた。


 迷宮の中ではもう少し強くなる、という話だったが、どうやらその言葉に嘘偽りはなかったらしい。次の島からは、協力して迷宮に挑む方が楽に稼ぎを得ることができるかもしれない。


 ───それと、もし本当にそんなに強いというのなら、いつか必ずやってくるラグーダやジャルダとの戦いに向けて、二人を私の陣営に引き込むのはどうだろうか。

 まだ身体も出来上がっていないのにこんな能力を持っているのだから、唾を付けられたのは本当に幸運だった。「この恩は忘れません」と言っているくらいだから、あと一つか二つきっかけがあれば仲間になってくれるかもしれない。

 どんなきっかけがあればいいだろう───


「して、これからどうする」

「え、ああ」


 ヘステスの問いかけによってテレミアの思考は現実に引き戻された。

 頭を振って余計な物事を追いやり、現状を整理する。


「そうだね、私はもう出発したいかな。急いでるしね」


 ニナとカンバの前で細かい理由を口にすることはできなかったものの、「急いでる」という言葉に込められた意図は正しく理解されたようで、すぐにモムルが椅子から立ち上がった。


「食糧の買い出しに行く。二、三人欲しい」


 テレミアは少し考えて、三人を選び出した。


「じゃあオトと、あとニナにカンバ、お願いできる?」

「問題ない」

「大丈夫ですけど、私たちの分と代金が混ざってしまいませんか?」


 ニナが発したその問いは、まさにテレミアが望んでいたものだった。


「いいよ、こっちの財布から出すから」

「え、いいんですか!」

「金貨五枚の船賃から出してるだけだからさ。それに私たちも結構稼げたし、奢られちゃってよ」


 こうやって少しずつ恩を売り重ねていけば、いつか”きっかけ”の一つ分くらいにはなるだろう。

 そういう打算はしっかりと隠しつつ、テレミアは大きな声で感謝を述べてモムルを追いかけて行った二人の少年少女をにこやかに見送った。




 三日月が太陽を追いかけるようにして遙か水平線の奥へと潜り込み、ただ星だけが瞬くようになった夜空の下を行く船の甲板に、一つの影がただ静かに佇んでいた。

 蝋燭の仄かな明かりに照らされる肌は青く澄んでいて、所々に差し込まれた金銀の彫り込みに飾られるその影が人あらざるものであることを如実に示していた。


〈──〉


「『風よ』」


 ひゅう、と柔らかい風が船の上を走り、テレミアとラズエイダの見上げる帆布に力を伝えた。


(そうだ、上手くできている。長く吹かせるための風は、単純なものを、無心で、素直に生み出すんだ)

(考えすぎないで、でも魔導を発動させられるくらいには想像を膨らませて、か。ほんとややっこしい。雷とは大違いだよ)

(ああ。単純故に奥深い、自由気ままだからこそ気難しい。フジュロ先生もこう語っていた……とはいえ、僕の思考を直接なぞれば正解は分かるのだからな。便利なものだ)

(細かいコツとか長年の経験とか、人に教えにくいところまで全部写し取れちゃうもんねー)


 ラズエイダの指導を受けながら帆風を維持しつつ、テレミアは視線を落としてランタンの中に立つ蝋燭の炎を見つめた。


 ニラギからきた年若い客人たちが寝静まっている間だけが、二人が合わさって思考を共有できる時間だった。

 二人きりで話さなければならないことはいくつもあった。ヘステスのこと、カンバとニナの振る舞いのこと、客人を迎え入れたために少し進みの遅くなってしまった旅のこと、テレミアがどうしてか使えるようになっていた風魔導のこと、そして同じようにラズエイダが使えるようになった雷魔導のこと。

 そうした一つ一つの議題についてテレミアとラズエイダは夜な夜な考えを交わし合って、意見を合わせられるところでは合わせ、互いを導き、また導かれて、時を過ごしていた。


(これで帆風は良いとして、あとは戦いの中で咄嗟に風を操れるようになりたいんだけど、どうやって練習したら良いと思う? ほら、ラグーダの船の上で暴れたときみたいに。あのときは私たち二人だったから自由自在だったけど、一人だと考えることが多過ぎて上手くいかなくてさ)

(僕に訊くのは間違いだろうな。僕の剣の成績は知っているだろう。良くて平凡、客観的に見れば下の中といった具合だった。魔導と併せて使うなどという型破りの技術に安易に手を伸ばそうものなら、きっと止められたに違いない)

(あー……)


 確かに、ラズエイダは八つになって放り込まれた学校において、基本的には実技よりも勉学に励んだという記憶がある。風の魔導だけはフジュロという尊敬できる師を見つけたことで人並み以上に使えるようにはなったが、それ以外の剣術や護身術は学ばなければならない最低限を修めたにすぎない。


 それに、線の細いラズエイダが剣を豪胆に振るう姿は、テレミアにはとても想像できなかった。


(あんたのひょろっちい身体じゃ難しいか)

(幼い頃の僕は王宮の離れの、さらにその片隅に殆ど幽閉されていたんだ。エマが居なければ、庭をはしゃぎ回るということすら知らないで生きていただろうさ)

(それが今じゃ私の奴隷になって迷宮で走り回ってるんだから、人生どう転がるか分かんないね)


 なんとはなしに返すと、沈んだ感情がラズエイダの心を満たしたのが分かった。


(……ただの荷物持ちとして、だがな)

(あれ)


 その感情の根源をラズエイダの中に探して、テレミアは少し驚いた。


(もしかして、まともに戦えてないって気にしてくれてるの?)

(……胸を張るつもりもないが、当然だろう。エマなど元からお前の仲間であったかのように槍を振るっているし、オトがこなすような支援行為すらもままならない現状は、正直に歯がゆい)

(や、そういうことじゃなくて)


 やんわりと否定を返す。

 テレミアに見えていたのは、ラズエイダの心のずっと奥底を満たすものだった。


(あんたが「死にたい」って思ってた頃ならさ、こんな前向きなことは考えてないと思うよ)

(それは……)


 アルタスからの逃避行で心をすり減らしたラズエイダが抱いていた、無力な己の存在そのものの否定を望んでしまうほどの絶望は、テレミアの記憶にもしっかりと刻まれている。

 もしもその絶望がまだラズエイダを満たしていたとしたら、きっとラズエイダは今も迷宮の中に自らの死地を探していただろうし、テレミアの助けになれないことを悔しがるはずもなかっただろう。


 そんな暗く冷たい思いが、何か他のものに移り変わっている。


 テレミアにはラズエイダの心を塗り替えたものが何であるのかを上手く理解することはできなかったが、少なくとも冷たいものであるようには思えなかった。


(……お前に言われて、髪を白く染めただろう)


 しばらく黙っていたラズエイダが、ぽつりと伝えてきた。


(うん)

(あれは、なんと言えば良いか。不思議な気分だった)


 それだけ発して再びラズエイダが静かになったので、テレミアは彼の心の内で飛び交うものを見定めようと試みた。


(───”昔の自分との訣別”、とか?)

(違う)


 拒絶の意思が強く伝わってきて、テレミアは反射的にラズエイダの心を覗きこむことを止めた。


(僕のために散っていった者達を忘れたくないから、昔の自分を切り離すような真似は決してしない。僕は今も、皆の血に染まった道を選んだ愚物であることに変わりはない)

(……ごめん)


 刻み込むようにゆっくりと己の罪を明白にするラズエイダに対して、テレミアは返す言葉を持たない。


 しかし、ラズエイダの抱く感情は、やはり冷たく淀んでなどいないように思えた。


(ただ、かつての黒く長い髪は僕が生まれ持った血の象徴であり、そして僕にかけられた呪いでもあったような気がする。アルタスでは、黒い髪こそが王族であることの証しだった。国王陛下の正妃や側妃達から生まれた兄や姉と比べても、僕の髪が一番濃い色をしていたんだ。……それが、今の僕には残っていない)


 相変わらずゆっくりと、しかし今度は何かを確かめるようにおそるおそる、ラズエイダは色の定かでない思いを形あるものに読み解いていく。


 その中には戸惑いと、怯え、そしてテレミアの勘違いでなければ僅かな期待が、入り交じっているように感じられた。


(だから生まれ変わったなどと単純に思う気もしないが、それでも、何かが変わった、そういう気分がする)

(何かが変わった、か)


 どうやら、その「何か」はラズエイダ自身にもまだ分かっていないようだった。

 いつか語って聞かせてくれる日はくるだろうか、と想像しながら、テレミアはラズエイダにある提案をもちかけることを思いついた。


(ねえ、ラズエイダさ。やって欲しいことがあるんだけど)


 思いつきを膨らませ、具体的な案へと整える。

 頭の中で進むその過程はラズエイダにも読み取れるから、テレミアが形になった提案を伝えるよりも先に、ラズエイダは内容を理解していた。


(……ヘステスに魔導を教わる?)

(そ。折角前向きになってくれたなら、あんたも戦えるように叩き込んでもらおうかなって)

(……理には叶っているな)


 魔導を用いた戦闘において、ヘステスの右に出る者はいない。

 実践を知らないラズエイダに対して技を仕込むのに、かの老人以上の存在はいないだろう。もしもラズエイダが戦いの流れを読んで風を操れるようになれば、敵の動きを牽制する、吹き飛ばして戦況を整える、など戦い方の幅も広がる。


 それに加えて、テレミアにはいくつかの目論みもあった。


(あと、魔導の適性ってさ、あって一人に一属性、多くて二属性って言うじゃん)

(ああ)

(あんたにも、二つ目があるかもしれないって思わない?)


 雷を含めれば三つ目になるわけだが、それは例外的なものとして捨て置く。

 問いかけられたラズエイダは少し考えて、僅かな疑念を浮かべた。


(……一応、一通りの属性は試したつもりでいるが)

(ヘステスの知識量を舐めない方が良いよ。私は一周するまでに半年かかったっけ)

(お、おお)


 ヘステスの魔導教育は、魔導の引き起こす現象に関する解説から始まる。

 魔導の効果だけを頭に入れて紙に書かれた詠唱を読み上げればそれで終わりの、おそらくラズエイダも経験しただろう一般的な適性の探索方法は、ヘステスにしてみれば「魔導に真摯ではない」と見えるらしい。「魔導を扱うためには魔導が何を起こすのかを微に入り細に入り知らなければならない」というのがヘステスの魔導士としての信念だ。実際にこの”ヘステス流”でテレミアは雷魔導への微かな適性を発見しているのだから、決して馬鹿にはできない手法である。


(半年か。お前は決して不真面目な方ではなかったはずだな)

(ま、五歳の頃に半年かかっただけだから、頭の回る状態でならもう少し短くて済むんじゃない? それに、ヘステスの監視もお願いするつもりでいるから別に長くて困ることもないよ)

(確かに、現時点で最も裏切り者である可能性が高いのはヘステスか。そう思うと、僕は魔導を習えて、一方ヘステスの時間は削れていく、一石二鳥だな)

(うん。でもあのお爺ちゃん、人にうんちくをつらつらつらつら語るの大好きだから、時間が削られてるなんて思わないかもね)


 テレミアから色濃く漏れ出した面倒くさいという感情を受け止めて、ラズエイダは愉快そうに返してきた。


(お前の記憶だと、確かにあの老翁は口うるさくしている場面が多いな。まあいい、明日にでも頼んでみよう)

(よろしくね)


 話が一段落したので、テレミアとラズエイダは次の議題を探して考えを巡らせ始めた。


 船が波に揺られ、蝋燭の火が風に吹かれるようにたなびく。

 見張りの時間を区切るために使っているその蝋燭は、まだ半分も短くなっていない。

 長い夜は始まったばかりだ。


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