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崎谷回収

 気が付けば見たことのある無機質な部屋でベットに寝かされていた。

 ここは確か・・・・

 「やっと気がつきやがったかクソ弟子。」

 体を起こし声のする方を向いてみれば、鬼の面を被ったまま器用にキセルをふかしているクソ師匠が居た。

 「まだ生きてやがったかクソ師匠、そして、なんで俺はここにいるんだ。」

 「てめぇが楽しそうなことに巻き込まれてるからわざわざ保護してやってんだろうが。」

 この部屋は俺がこの世界に踏み込むと決めた部屋だった。

 ため息をつき、頭の中を一旦整理するために最後の記憶を掘り起こす。

 覚えているのは自宅に戻りひと眠りしてから、車を回収に来た轟さんと少し修理のことを話してからの記憶がないってことは。

俺が背を向けた瞬間に一気に薬か何かで眠らされたのか。

 「おっすー、赤鬼っち崎谷くん起きた?」

 悲鳴が聞こえそうなくらいの勢いでドアが開き、大将が入ってきた。

 「おぉ、崎谷くんおひさ。」

 「いったい何の用ですか?呼ぶにしたって電話くれれば、空いてる時に来ましたよ。」

 「崎谷くん、わかっていると思うけど、今君命を狙われてるんだよ。昨日も家族が来たからってドライブに出かけたらしいけど、君の姉妹まで命の危険に晒して君は何がしたいの?」

 さっきまでのおちゃらけたテンションとは切り替わり、急に真面目なトーンになり自分の行動が軽率だったことを怒られる。

 「それに君が自分の足でここまで来たら拠点が向こうにバレちゃうし。そんなことになったら、多分蛇程度の戦力なら半日で潰せちゃうよ。そんなの面白くないじゃなん。」

 ・・・・・え!?こいつ今なんて言った?

 「助けてあげるのは簡単。でも、助けた人の成長に繋がるとは限らない。強くなる方法を教えれば君は自分一人でも蛇を潰せるくらいのポテンシャルがある。」

 鋭い空気を解き普段のおちゃらけた顔で

 「だから君にはこれから二週間で強くなってもらう。教えるのは君の師匠の赤鬼。君が使えるようになるまでは、俺たちができるだけ君の友達を助けよう。」

 散々厳しいこと言っといて、結局は甘いのかよ

 「分かりました。鬼からの修行耐えていい気になってる蛇を狩れるようになります。」


====72時間後・流井自宅マンション・エレベーター内====

 崎谷が一斉通知のメールで『しばらく修行する。探さないでください。』などと、無責任なことを言ってから約3日。

 桐木によるメールの逆探知でも崎谷の居場所が割れず、いったいどこで何をしているのかが全くわからない状態。

 大類は大急ぎで装備を揃えてくれるとは言っていたが、いつ襲われるかもわからない状況だとあまり期待はできない。

 状況整理しているうちに自分の部屋のある階につき扉が開くと、心臓が止まりそうなほどの鋭い殺気を感じた

咄嗟に腰のホルスターからPPK抜き人の気配のする方へ構える

そして、薄暗い蛍光灯の明かりに目が慣れてると懐かしくも今は会いたくなかった人物がいた。

 「久々だな流井お前が抜けて寂しかったぜ。」

「まさか加島(かじま)隊長自ら私を始末しに来るとは思いませんでした。」

私が崎谷側につく前、私が所属していた狙撃部隊の隊長である加島大輔居た。

「おいおい流井、いくら殺気を向けてるとしても銃口を向け返すことはないだろ。」

「理由がわかっているなら、その殺気を少しでも抑えてください。私だって怖いんですから。」

今感じ取れる殺気は他にもあるが隊長のものが強すぎて、どこに潜んでるかまではわからない。

 「それと勘違いしてるようだが、別に俺はお前を殺せとまでは言われてないんだ。あの人はあくまで、崎谷を殺して入る金が欲しいだけだ、別にお前一人を殺したって金は手にはいらないからな」

 「なら、なんでわざわざ隊長自ら私のところへ?」

 「簡単なことだ。お前には崎谷を呼ぶための餌になってもらう。もちろん、手間をかけたくないからお前の意思で捕まってくれれば、手荒な事はしないつもりだ。」

 餌が必要ということは蛇も崎谷の居場所がわからない。

 つまり、崎谷は現在蠍のところにいることだろう。

 「わざわざ崎谷が危険を冒しでまで元敵である私を助けに来るとは限りませんよ。」

 「それなら、もっと人質を増やすさ。クラスメイトそれでもダメなら彼の家族ですら。」

 ここで崎谷達を裏切って蛇に戻っても、裏切り者である私はすぐに処刑されるだろう。

 「どうした?流井簡単なことだろ、崎谷たちを裏切ればいいんだ。そうすればお前が殺されはしねえんだ」

 蛇という組織の特性上たとえかつての上司とは言え信頼できない。

 結果としてあるのは基地に連れてかれて殺されるか、今ここで殺されるかの違いのみ

 「すみません加島隊長。どうにも今は蛇が信じられないので抵抗させていただきます。」

 隊長の頭と胸に一発づつ撃ちエレベーター横にある階段へ走る。

 「ったく、おとなしく捕まっとけば痛い思いはしかなったのによ。」

 あれで倒せるとは思っていない時間稼ぎになれば・・・

 「流井よ俺たちも昔の仲間を傷つけたくはなかったよ。」

 隊長では無い聴き慣れた声がしたと思ったら、目の前が暗くなり体が動かなくなった。

 「お前とは仲が良かったからな、できるだけ殺さないでもらえるようには掛け合ってやる。」

 誰だっけ・・・この声。

 薬を打たれたのだろう、意識が・・・とおのいて・・・・・・・

更新がだんだん遅くなる・・・

皆様「あ・・・この話更新されてたんだ。」程度の気持ちでたまに見に来てください

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