カオスな状態で作戦会議
とにかく使えるものはないか周りを見回すと、意識を取り戻したのかイモムシ状態でクネクネ動いている大海と目があった。
向こうはこちらを親の敵でも見るような目で睨んできているが、もしかしたら状況を打破することができるかもしれないので交渉を持ちかけることにした。
「イモムシ状態から開放しても暴れないって誓うなら開放してやる。」
しばらく殺されるんじゃないかというくらいの目で睨まれたが、諦めたのかゆっくりと首を縦に振ったので開放する。
「あとで覚えておけよ」
「覚えといてやっけど今はめんどくさい事になるからやめてくれ。」
最後に悪態をついて長瀬達に混ざった。
「ねぇ、お兄ちゃんさっき言ってた厄介な事って何?」
いつの間にか俺の隣に座っていた優愛が会話が気になったのか聞いてきた。
「今朝も言ったけど、色々とあって命を狙われてるんだよ」
「え!?あれって嘘じゃなかったの?」
「嘘じゃない、マジだ昨日だって襲撃くらったんだから」
衝撃の事実を知らされて優愛は目を白黒させていた。
「え?・・・えええええええ!お姉ちゃんお寝ちゃん、今朝の冗談冗談じゃなかったって。」
「ちょっと優愛静かにしろ、大丈夫だからお前の兄貴はそう簡単にはくたばらなねぇよ」
涙目でこっちを見上げてくる優愛の頭を撫でて宥める。
「だって・・・だってお兄ちゃん死んじゃうかもしれないんだよ。大丈夫なわけないじゃん」
「大丈夫大丈夫俺はお前が思ってる数十倍強いから」
そう言って安心させてやる、いつまでも不安な気持ちにさせておくのはこっちの気分が悪い 「「「「「「・・・・・・・」」」」」」
・・・みんなからの視線が痛い
「崎谷ってシスコンなの?」
「おねえちゃんにはあんなに優しくないのに・・・」
「・・・うわぁ・・」
「ちょっ、ちょっと皆さん俺の扱い酷すぎません?」
ヤバイ、状況が回復するどころか悪化してる。
背中に冷や汗をかいていると、優愛が俺の腕を抱き寄せて
「お兄ちゃん私だけを見てればいいんだよ」
「やめてぇー、これ以上俺に精神的ダメージを与えないで・・・」
酷いいつもみんな俺の扱いひどいけど、今回は更にいつも以上にひどすぎる。
みんなの目がまるで豚を見るような目だ、汚らわしいとか醜いとか今にも聞こえてきそうな目をしてやがる。
「まあ、愛の形は人それぞれだから気にしなくてもいいんじゃないかな、崎谷くん」
そして、ただ一人手を差し伸べてくれるのは変態という悲しい現実
「まあ、崎谷をいじるのはここまでとしてなんか状況を打破できる策とかないの?」
負けて・・・負けてたまるもんか、メンタルだけは強いんだ。
「実用性がほとんど皆無な武器は送られてきたよ。」
とりあえず、今朝開けた箱の中から合計20キロ超のカトラスを取り出してみんなに見せる。
「一見普通のカトラスにしか見えないんだが?」
「持ってみりゃ分かるよ」
大海が俺が何を言ってるかわからないといった顔で、見てきたので渡して重さを確かめさせる。
「うん・・・確かにこれは実用性皆無だわ、こんなのブン回せるやつなんか昨日俺たちのとこに来た化物クラスの怪力を持ったあいつくらいだと思う。」
納得した顔で返してたので、ほかのメンバーもなんとなく察した。
「これからどうする?このまま受身のままの戦いだと、こっちが消耗してきていつか絶対に死者が出るし、だからといって攻めるにも相手の拠点がわかってないから攻められないし・・・」
全員が沈黙する。
普段の仕事だったらターゲットを探すのだって顔が判っているから探し易い、だけど今回はターゲットの顔がわからないとこちらは必然として後手に回らざるをえない。
「・・・蠍の人に顔とか教えてもらったら?」
神里以外全員の顔がその手があったかと表情に出てた。
「崎谷、蠍の人に連絡して頂戴それで顔が分かればこっちも状況が好転するから」
「言われなくて今やろうと思いましたよ。」
携帯を取り出し、本日何度目かになる番号へコールした。
「もしもし、大将?ちょっと聞きたい事あるんですけどいいですか?」
「どしたのさ、崎谷くん一日の内に何度も電話かけてきて、そんなに俺の声聴きたくなっちゃったの?」
「とりあえず、ボケはスルーしますけど。蛇のリーダーの顔がわかるものとかあります?」
「冷たい、うさぎはさみしいと死んじゃうんだよ!」
いつも思うけどなんでこの人はこんなにもいつもテンション高いんだろう。
「ボケはいいですから、さっきの質問に答えてください」
「へいへ~い、っとね・・・一応あったけど、画質が荒いのと持ち出し禁だから暇なときにでもこっち来てくれい。それじゃあ、これからちょっと頼まれ事があるからそっち行っちゃうからば~い」
・・・・・・・・・・・・・・・
「ねぇ、どうだった?」
「うん、わかってたんだよ、あの人が常にあんな感じだってのは、でもさ、いくらなんでもフリーダムすぎんだよ。」
みんなの顔が唖然としてるが更に続ける。
「持ち出し禁なのはわかったよ、来てくれってのも分かるよ、でもどこへ行けばいいんだかわからなかったら意味がないでしょうが」
「あ・・あの~、崎谷結果だけ簡潔に教えれくれない?」
おずおずといった調子で大類が聞いてきたので
「簡単に言おう、暗中模索で頑張ってだよ俺風に要約すれば」
その時はみんな揃って涙した
このお話も投稿が始まってから今日でちょうど一年です。
読者がいることに感謝をしながら、書いています。
自分でも読み返してて、一年書いてるけど物語ないの時間は1ヶ月くらいしか進んでないので、進め方が遅いのは直していきたいと思っています。
これからも、頑張って書いていくのでよろしくお願いします。




