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===大神学園・特別教室棟3F===

 「え?参上?惨状?どっち?」

 「何を言ってるんだ、参上に決まってるじゃないか。」

 「・・・・・どっちかって言うと完全に惨状の方だけど・・・」

 ガラスは一枚だけだが完全に砕けて破片が廊下に飛び散った状態で、・・・あれ、確か強化ガラスだったはずだったんだけど・・・

 「話を戻すけど、じゃあなんであんな険しい表情してたのさ」

 「戦闘中しかも戦ってる相手の前でそれを言わせる普通!?」

 流石スナイパー前線に出てきた事がないらし・・・・いや、普通それくらいは素人でもわかるだろ

 「なあ千里、あいつ蠍とか言ってたけどあいつって馬鹿なのか?私だってそんな事ぐらいはわかるのに。」

 「ハァハァ・・ダメよそんなこと言っちゃ、あの人はきっと見てて羨ましくなったから入ってきちゃったのよ、キャーう・・薄い本がっヘブン」

 「え?千里なんでまた気絶したの顔が異常に赤いし息も荒い、どうしちゃったの本当に」

 遠くの方では桐木が妄想で精神がヘブン状態だった。

 「あのぉ忘れてもらっては困るんですけど、今の状態がどういうものか覚えてる」

 「「ガラスを蹴破った人のせいで仲間が一人ヘブン状態になって気絶した。」」

 俺と神里が見事にハモって言うと、妹の方がキレてどこから取り出したのか20本近くのナイフをこちらに投げつけてきた。

 「これくらいだったら弾くのも避けるのも楽でいいよな。」

 飛んできたナイフを避けていると、動いた先に一本鳩尾を狙ってきたナイフが飛んできた。

 「忘れてもらっては困るんですよ、僕たち兄妹は君たちを殺さなきゃいけないんですから。」

 避けきれずにくらってしまったが

 「なんでこの学校の制服は防弾製じゃないのかね、生徒としては絶対そっちのほうが楽のに自前で調達しなくて済むし、普段から体が重くならなくて済むし。」

 「流石にそのくらいはしてましたか。予想以上に厄介そうですね」

 いつも制服に防弾チョッキを来ていたため刺さらなくて済んだ。

 「防弾チョッキ着てても、衝撃は消えないから痛いもんは痛いんだけどな。銃弾喰らうよりマシだ。」

 俺は左右の刀を鞘に収めて大きく息を吐き、右手に持っていた方を背中のに仕舞い、居合の構えをとった。

 「杉本さんちょっと今からやる技は溜めるのに時間がかかるから、時間稼ぎお願いしてもいいですか?」

 「スナイパーに前衛(フロント)任せるとか結構酷なことを言うね君」

 「こんな状況に突っ込んでくるんですから、前衛もできるんでしょ。」

 互いに不敵に笑い合い、それぞれ行動に移した

 いつもの腰を落とし半身になり、左手で鞘を右手で鍔元を握る構えをとりゆっくりと目を閉じ、集中力を高めていく。

 近くで金属がぶつかり合う高い音が聞こえる、少し離れたところではエンジンの音と鉄を削るような音が聞こえる。

 今はとても冷静だ、目を開き倒さなけいけない敵を見据える。

 右手に力を込める

 左の親指で鍔を押し出す

 体重を前方にかけ一気に地面を蹴り体を前に出す。

 刀を逆刃(・・)の状態で引き抜きながら、飛び退いた杉本の横をすり抜け一気に肉薄する。

 そのままの勢いで袈裟切りそして右足を軸に回転し、神里と戦っていた妹の方に全力で蹴り飛ばす。

 「え?キャアァ兄さん・・・・待ってて今すぐ敵を討ってくるから。」

 「妹よ兄はまだ死んではいないぞ。」

 「茶番やってないでさ、帰ってくんない?仕事でなくて私用で人を殺すのはやりたくないんだよね。」

 「はっ?何私たちに喧嘩売ってんの?」

 「ああ、負け犬は尻尾巻いてさっさとお家に帰りな。」

 俺は今とても悪い顔をしていると思う、だが今はそれでいい悪役になっていて悪い気はしない、むしろ心地いいくらいだ、だが

 「兄弟を殺られるのは嫌なものだからな」(ボソッ)

 「あ?何か言ったか?」

 「さっさと連れて帰んな、喧嘩だったらいつだって買ってやるだが今は引け、本気で殺り合うハメになる。」

 そう言いながら俺は刀を鞘に収めようとした瞬間に、鍔元から折れてしまった。

 「マジか・・・せっかくさっき一本直したばっかりなのに、今度は初めから打ち直さなきゃいけねえのかよ。」

 「ハハハ、安く売ってあげようか?蠍ブランドだから品質は保証するよ」

 なぜか楽しそうに杉本さんは話しかけてくるが

 「いや、いいです。自分で使うものくらいはできる限り自分で用意しますから。」

 「そう?まあ用があったら大将に連絡してくれ。」

 荷物をまとめながら恍惚とした表情でトリップしている桐木を看病している流井のもとへ行き、冷ややかな視線を桐木に向けながら流井にとりあえずどうするか聞いてみる。

 「どうする?桐木(これ)

 「とりあえず、保健室にでも送る?」

 「時間的にやばいでしょ、できたら家に送ってあげて神里も連れてっていいから。」

 「了解、かえでちゃーんちょっと千里運ぶの手伝って。」

 二人が桐木を送っていくのを見送ってから、自分も愛用のマットブラックのバイクで自宅へと向かった。

 

今回は早めに投稿できましたが。

多分12月は多分これが最後の投稿になります。

残りの週は遠征だったりコミケがあったりと忙しいため、書けない可能性があり作者本人も自信がありません。

次回は年が明けての投稿になる確率大ですが、引き続き楽しみに待っていてください。

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