それは唐突過ぎるほどに
昨日は結局仕事の時間ぎりぎりまで探したが、狙撃犯を特定するための物は何一つ見つからなかった。
「全て薬莢の指紋まで消すなんて、どんだけ証拠消したら気が済むんだよ。」
犯人を見つけられなかったイライラと、睡眠時間を削ってまで徹底的に調べ上げたのに犯人を特定するために必要なものは見つからなかった。
「崎谷てめぇまたかっこ悪い改造をしたって情報が入ったんだが、本当か?」
「大類か・・・・したって言ったらどうする?」
「とりあえずスパナで殴って気絶させてから、ぼこぼこにする」
人がイライラしてる時に運悪く俺に喧嘩腰で話してきたのは大類諒だった。
「長瀬から聞いたのか・・・・また、折角の美しさが台無しだとか言うんだったらもう聞き飽きたから言わなくていいぞ。」
大類は武器改造に関してはかなりすごいところがあるが、銃だったら銃の剣だったら剣のそのままの形を大事にしすぎるところがあるため俺の超違法改造拳銃をとても嫌っている。
「そうだよそれを言いに来たんだよ、大体なんでお前は武器を改造すると普通だったら出るはずのないぐらいの威力になったり、変なアタッチメントを作ったりして美しい銃の形を壊すんだよ。」
「毎回言うけど別にいいじゃねえか、俺の銃を俺が改造してんだから怒られることは・・・・・一概にしていないとは言えないけど、お前に怒られる筋合いはねえぞ。」
本当に大類は銃改造にたいしては文句を言い始めたらキリがない。
この前だってイサカM37をガス式10発マガジンのAA-12みたいに改造させた物を持ってきたら以上にキレられた。
「まあまあ一回落ち着こうぜ、この前言い争いから喧嘩に発展して教室壊しかけたんだから少し自重しような。」
大海が仲裁に入ったために、今回の言い争いは一回中断した。
しばらくして今日もまためんどくさそうに担任が教室に入ってきた。
「え~っと・・・、突然で俺も今朝いきなり言われたんだがこのクラスに一人増えることになった。」
こんな硝煙と血生臭いクラスに転入させられるなんて悲しい奴もいるもんだなと考えてると、一人女子制服を着たショートカットの女子が入ってきた。
「じゃあ、自己紹介頼む」
「流井凛です。よろしくお願いします」
自己紹介が終わった時に後ろの方で椅子が倒れる音がしたので振り向いたら長瀬が顔面を真っ青にして立っていた。
「どうした長瀬、転入生に一目惚れでもしたか?」
「いや違います。崎谷昨日の件で話があるからSHR終わったら俺のとこに来てくれ。」
「?」
俺が疑問符を頭に浮かべていると長瀬がウィンクモールスで用件だけ話してきた
「キノウ、シュウゲキ、ジョウホウ」
俺はその三つのヒントで大体何の情報か分かったので、念のために袖の中に仕込んできたデリンジャーをいつでも撃てるようにした。
SHRが終わったら今日もまた担任は教室からそそくさと出て行った。
俺は少し急ぎ足で長瀬の所に向かった。
「長瀬昨日の狙撃者は流井で間違いないか。」
「ああ間違いない、服の上からだったがBのサイズとほくろの位置で確信した。」
俺も確信した、長瀬が変態であることを。
「ああ、俺もお前が以外にも変態だったことを今確信したよ。」
「おい待てどこをどう勘違いしたらそうなる?」
「じゃあ逆にどこをどう勘違いしたら、お前が変態じゃあないようになるんだ?」
こいつは本気で自分が変態じゃ無いと思っているのだろうか、そうだったらしっかり言ってあげるのか友達として最低限できることだと俺は思う。
「まあ、昨日の証拠の消し方と言いF組に来た時点であいつも相当ヤバいってのは分かった。」
「だよな~、強化ガラス一点集中攻撃でぶち破った時は本気で俺死ぬかと思ったもん。」
この年でそれを成功させるなんてゴ〇ゴ13だって驚きだと思うよ。
「さてと敵はのこのここっちに来たんだ、作戦を立てるのはいいがあっちも策を練ってきている可能性がある。とりあえず大海と神里に声をかけてから作戦を立てよう。」




