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71.バドミントン

 日曜日のお昼。


 あやめは部屋でぼんやりしていた。


「……暇です」


 特にすることもない。


 あやめは立ち上がる。


「買い物でも行きましょう」


 そう思って外に出た。


 すると。


 庭で何かしている人たちがいた。


 しずく。


 りん。


 あずさ。


 年上組である。


 そして。


 なぜか。


 バドミントンをしていた。


 シャトルが飛ぶ。


 パシッ。


 また飛ぶ。


 パシッ。


「……」


 あやめは近づいた。


「何してるんですか?」


 しずくがシャトルを打ちながら答える。


「あら、あやめちゃん」


 りんも言う。


「ちょっと運動」


 あずさが肩をすくめる。


「秋ってさ」


「食べ物おいしいじゃん」


 しずくが頷く。


「そろそろ運動しないと」


「ちょっとヤバいかなーって」


 あやめはなるほどと思った。


「ランニングとかは?」


 りんが即答する。


「嫌」


 あずさも頷く。


「走るのは無理」


 しずくがシャトルを上に投げる。


「バドミントンなら」


「そこそこ汗かくかなーって」


 どうやら。


 カロリーを消費したいらしい。


 あやめは言った。


「じゃあ」


「わたしも混じります」


 三人が笑う。


「いいわよ」


「人数多いほうが楽しいし」


 ということで。


 四人でバドミントン。


 シャトルが飛ぶ。


 パシッ。


 パシッ。


 思ったより動く。


 そして。


 結構汗をかく。


「……」


「いい運動ですね」


 しずくが笑う。


「でしょ?」


 秋の空の下。


 あやめたちは仲良くバドミントンをした。

 

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