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62.ミニお弁当完成
土曜日の朝。
あやめはキッチンに立っていた。
今日は。
料理対決の日。
「よし」
まず。
弁当箱。
昨日。
百円均一のお店で買ってきた。
小さめのやつ。
「ミニお弁当」
「ちょうどいい」
あやめは腕を組んで考える。
「内容は」
「こんな感じでいいですね」
まず。
おむすび。
二つ。
小さめ。
顔を作る。
海苔で目。
ほっぺはケチャップ。
「よし」
次。
おかず。
彩りを意識する。
赤。
黄。
緑。
小さいおかずを並べる。
冷凍枝豆。
うずらスコッチエッグ。
肉巻き。
ミニトマト。
卵焼き。
ブロッコリー。
ちょこちょこ詰める。
「いい感じです」
あやめは同じものを。
六個作った。
綺麗に並ぶ。
ミニお弁当。
「……」
「結構」
「自信作です」
あやめは一つ取る。
つまみ食い。
おむすび。
ぱく。
「……」
「美味しい」
肉巻き。
ぱく。
「うん」
卵焼き。
ぱく。
「完璧です」
あやめは小さく頷いた。
「勝ったな」
弁当箱を閉じる。
袋に入れる。
「では」
「いざ」
「決戦の時です」




