58.体育祭当日
体育祭当日。
空を見る。
めっちゃ晴れ。
快晴。
「暑そうです」
そして。
今日はさすがに。
いつもの魔法少女衣装ではない。
つまり。
ジャージ。
でも。
学校指定ジャージ。
普通のやつ。
鏡を見る。
「……」
「普通に可愛い」
あやめは思った。
やっぱり。
マジックで。
『まほうしょうじょ』
は。
「無いわー」
「まじで無いわー」
あやめは小さく頷いた。
「まあ」
「気を取り直して」
学校へ向かう。
校庭。
人がいっぱい。
生徒。
先生。
保護者。
そして。
校長先生。
長い話。
さらに挨拶。
さらに話。
「……」
やっと終わった。
開会式。
そして。
体育祭開始。
競技。
いろいろ進む。
玉入れ。
リレー。
綱引き。
そして。
あやめの番。
百メートル走。
スタートライン。
並ぶ。
少し前を見る。
「……」
スタート。
パン!
走る。
全力。
走る。
走る。
走る。
ゴール。
一番。
「……」
あやめは少し思った。
新聞配達。
なかなか鍛えられる。
それと。
もう一つ。
魔法少女ジャージ。
あれを着ていても。
元の身体能力。
ちゃんと鍛えられるらしい。
お昼。
あやめはしずくさんのところへ向かった。
すると。
「……」
いた。
みんな。
しずくさん。
ゆいさん。
すずさん。
りんさん。
あずささん。
シートを広げている。
完全に。
ピクニック。
「あやめちゃん!」
呼ばれる。
あやめは座る。
お弁当。
おかずいっぱい。
「いただきます」
食べる。
「美味しい」
体育祭。
まあまあ。
楽しかった。




