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56.栗ご飯

 ある日の夕方。


 部屋でのんびりしていると。


 ピンポーン。


 呼び鈴が鳴った。


「はーい」


 ドアを開ける。


 しずくさんだった。


「あやめちゃん」


「栗をもらったんだけど、いる?」


 あやめは即答した。


「いります!」


「いつもありがとうございます!」


 袋を受け取る。


 中を見る。


 栗。


 ごろごろ入っている。


「これは」


「栗ご飯ですね」


 あやめはキッチンに立つ。


 下手な鼻歌を歌いながら準備。


「ふんふふーん」


 まず栗。


 洗う。


 尖った方に少し切り込み。


 塩を少し入れたお湯で三分ほど茹でる。


 少し冷めたところで皮を剥く。


「よし」


 次。


 お米。


 二合。


 といで炊飯器へ。


 水はいつもの目盛り。


 そこへ。


 白だし。


 大さじ二。


 軽く混ぜる。


 上に栗をのせる。


 炊飯スイッチ。


 ポチ。


「完璧です」


 炊きあがるまでの間に。


 もう一品。


 お麩のお吸い物。


 お湯。


 白だし。


 お麩。


 さっと完成。


「簡単」


 そして。


 炊飯器が鳴った。


 パカ。


 蓋を開ける。


 いい匂い。


 栗ご飯だ。


 しゃもじで軽く混ぜる。


 お茶碗によそう。


 最後に。


 黒ごま。


 ぱらぱら。


「よし」


 あやめはしずくの部屋へ。


 コンコン。


「しずくさん」


 ドアが開く。


「どうしたの?」


「栗ご飯できました」


「一緒に食べませんか?」


 しずくさんが少し驚く。


「あら」


「いいの?」


「もちろんです」


 テーブルに並べる。


 栗ご飯。


 お吸い物。


「いただきます」


 二人で食べる。


 栗。


 ほくほく。


 ご飯。


 ほんのりだしの味。


 しずくさんが笑った。


「美味しいわ」


 あやめは頷く。


「うん」


「美味しいです」


 栗ご飯。


 大成功だった。

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