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55.大雨の新聞配達

 朝。


 外の音で目が覚めた。


 ザーッ。


 すごい雨。


 風も強い。


 窓の外を見る。


「……」


「台風?」


 でも台風は来ていない。


 なのに。


 完全に台風っぽい。


「……」


 あやめは小さくため息をついた。


「新聞配達」


 休みではない。


「仕方ないですね」


「頑張って行きますかー」


 いつもは五時に新聞屋さんへ行く。


 でも今日は少し早め。


 四時半。


 新聞屋さんに到着した。


 店のドアを開ける。


「おはようございます!」


「雨なので早く来ました!」


「袋詰めします!」


 すると。


 おじさんが振り向いた。


「あやめちゃん、おはよう」


 そして言う。


「袋詰めは終わってるよ」


「え」


 おじさんは外を見る。


「今、風強いし」


「五時過ぎてからお願いね」


「はい」


 さらに続ける。


「あと、自転車危ないから」


「歩いて二回に分けて行ってね」


「戻って来て」


「もし無理そうなら、こっちで配達するから」


 あやめは頷いた。


「はい!」


「わかりました!」


 そして。


 五時過ぎ。


 配達開始。


 雨。


 風。


 カッパを着て歩く。


 ポスト。


 新聞。


 ポスト。


 新聞。


 ずぶ濡れになりながら配る。


 一度戻る。


 残りの新聞を持つ。


 もう一度出発。


 そして。


 全部終わったのは。


 七時過ぎ。


「終わった……」


 あやめは時計を見た。


「まずい」


 急いで帰る。


 シャワー。


 制服。


 髪。


 カバン。


 ダッシュ。


「学校!」


 大雨の朝は、


 とても大変だった。

 

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