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51.ピーマンづくし

 山のようなピーマン。


「……」


 机の上。


 袋いっぱい。


 あやめは小さくつぶやいた。


「仕方ないので」


「調理しましょう」


 まず。


 チンジャオロース。


 豚こま切れ肉で手軽に作れるやつ。


 材料。


 豚こま切れ肉。


 二百グラム。


 ピーマン。


 三個。


 たけのこ。


 水煮。


 ごま油。


 そして調味料。


 ピーマンは縦半分。


 へたと種を取る。


 細く切る。


 豚肉。


 ポリ袋。


 酒。


 しょうゆ。


 しょうが。


 もみこむ。


 最後に片栗粉。


 フライパン。


 ごま油。


 中火。


 ジュウ。


 肉を炒める。


 色が変わる。


 そこへ。


 ピーマン。


 たけのこ。


 炒める。


 酒。


 砂糖。


 オイスターソース。


 塩こしょう。


 完成。


「よし」


 次。


 ピーマンのめんつゆおかか。


 ピーマン。


 二個。


 細く切る。


 めんつゆ。


 大さじ一。


 かつお節。


 混ぜる。


「完成」


 そして。


 ピーマン入り味噌汁。


 さっと作る。


 味噌。


 だし。


 ピーマン。


 完成。


 机の上。


 並ぶ。


 ピーマン料理。


 三品。


「……」


 あやめは冷静に思った。


「流石に」


「一人じゃ無理」


 なぜなら。


「ピーマン」


「嫌いです」


 ということで。


 あやめは立ち上がる。


「しずくさん」


「召喚します」


 数分後。


 しずくさん登場。


「どうしたの?」


 あやめは言った。


「一緒に食べて下さい」


 しずくさん。


 机を見る。


 ピーマン。


 ピーマン。


 ピーマン。


 少し。


 顔が引きつる。


「……」


「そうね」


「いただくわ」


 覚悟を決めた顔。


 箸。


 チンジャオロース。


 ぱく。


「……」


 しずくさん。


「あら」


「美味しいわね」


 あやめは少し驚く。


「本当ですか」


「ええ」


 次。


 めんつゆおかか。


 ぱく。


「これもいいわ」


 あやめは仕方なく。


 自分も食べる。


「……」


 ぱく。


「うん」


「美味しい」


 しずくさんが少し笑った。


「実は」


「私」


「ピーマン苦手なの」


 あやめは驚いた。


「え」


「でも」


「これなら食べられるわ」


「ありがとう」


「あやめちゃん」


 あやめは頷いた。


「いえ」


「よかったです」


 あやめももう一口。


 ぱく。


「……」


「美味しい」


 でも。


 あやめは心に誓った。


「次は」


「誘惑に」


「負けない」

 

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