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デュラハン

 香奈は大丈夫だろうか。


「香奈は大丈夫ですよ。あの子は強くなりましたしね」


 前にいるデュラハンがそう言って顔を後ろに向けて笑った。


「知っているが、相手が相手だ」

「信じる事も重要ですよ。恋人なんですから」

「あ、いや、信じていない訳ではないよ。ただ、心配をしている訳であって……」


 いや、まぁそれが信用してないってことになるっってことは無いだろう?

 だって信用していないってことは敵を倒せるかどうかを疑問に思うことだ。

 しかし俺は勝敗に関して心配はしてない。

 つまり信用していないということには当てはまらないのだ。


 俺は戦闘で傷つく香奈の身体が心配なのだ。

 そうだ、それを言えば良い。


「俺は香奈の身体が心配なだけだ」

「黒井沢さん最低です。身体めあてだなんて」

「香奈が可哀そうです」

「お前ら俺をからかってそんなに楽しいか?」


 分かってて言ってるだろ。


「セバスチャン。敵はどこに居るか分かるか?」

「……そうですね」


 セバスもレベルが上がって種族が変わった。

 今の彼は『真祖《傲慢》』となっている。


 種族が変わったことで今までオッサンだった見た目が青年並みに若返った。

 今では俺よりも若いような見た目になって俺のイケメンを憎む心に火が付きそうだ。


「このまま真っすぐ行くと敵がいますね」

「そうか」


 この獣型ダンジョンの特徴は道が一本なのだ。


 最初に枝分かれしてて地面に吐出している部分に繋がっているものの、他はまっすぐだ。


 ここのボスは余程戦闘に自身があるようだな。


 それからしばらくして大きな部屋に到着した。


「おんや? あのライオンは敵をここに向かわせるような気を遣えたのだな」


 そこにいたのは猫の獣人だ。


「強いな。あのライオンの獣人とは比にならないな」

「私はここで一番強いぞ。あのライオンは雑魚じゃよ」


 嘘ではない。

 本当にあの獣人を雑魚と思っている。


「では私の出番ですね~。やっちゃいますよ~」


 最強のデュラハンが前に出た。


「ここは私に任せて先に行け~」


 死亡フラグなんだよな、それ。


「なんだ? この陳腐な小娘は」

「え? 可愛い? 照れますね///」


 あ~まぁ良いか。


「よし、行くか」

「まぁ良かろう。行くが良い」


 猫の獣人は道を開けてくれた。


「良いのか?」

「祖裾分けってやつよ。私より退屈しているだろうからのう」


 ふむ。

 通らせてもらえるなら通ろう。


 攻撃に注意しながら横を通過するが、何もなく先に進めた。



――――――――――――デュラハン視点


 いや~強そうですね。

 翔くんが10人居ても勝てるかどうか。


 私も本気を出さないと死んじゃいますね。


「お主、魔物じゃろ?」

「え? はい。そうです」

「ならこっちの味方をせぬか?」


 ん?

 何を言ってるのか理解できません。


「私に裏切れと?」

「そうじゃ。人間に命令されるのは腹が立つであろう?」

「そうでもないですよ?」


 ご飯美味しいし。

 楽しいし。


 それに……。


「なんじゃ? お主、あの人間のことが好きなのか?」

「え? いや、嫌いじゃないですけど私の理想は私の自堕落を許してくれる方なので!」


 主様は私に事ある毎に何かしら仕事をさせるんですよ?

 天気が良い日は屋上で昼寝をするのが日課なのに、邪魔をするなんて!


 まぁ頑張ったから夜ご飯が豪華になったのは嬉しかったのですが、私は自堕落に暮らしたいのですよ!


「良く分からんのう」

「そうですか。 ところであなたのタイプは何ですか?」

「私かえ?」

「はい」


 一方的に話すのは好みませんので聞きましょう。

 お話は好きですしね。


「考えたことなどなかったのう」

「それはいけませんね」

「ダメかえ?」

「えぇ。乙女なんですから。よく言いますよ。命短し恋せよ乙女って」

「それもそうじゃな。恋ぐらいせねばな」

「そうですよ!」


 可愛い子ですね。

 まだ恋を知らない乙女とは中々見れるものでもありません。


「お主、恋をしたことがあるのか?」

「ありますよ?」

「聞かせてもらえぬか?」

「良いすよ」


―――――――――黒井沢視点


「あれ? 戦闘の音がしないな」

「そうですね」

「あの二人が戦えば相当な戦闘音がするはずですが……」


 あのポンコツだからな~。

 隕石落下中に弁当を食べるような馬鹿だから今回はどんなことをしているだろうか。


「敵とじゃんけん大会をしていると思う」

「黒井沢さん普通過ぎません? 俺は攻撃されていることに気が付かないで一方的に話してると思います」

「私は意外と仲良くなっていると思いますよ」

「「それは無いでしょ」」


 セバスチャンの意見を俺と翔が否定する。


 流石に殺しに来た相手と仲良くなるとか考えられない。

 敵も相当強いし賢そうな顔をしていたから間違いなく戦闘になると思う。


 と、なると魔法で封印でもされたか?


 

【作者・心の内】


えっと……。

真面目に書いたんだよ?

それなのにデュラハンが全然戦闘を開始しないんだ……(T_T)

おかしくない?

俺はシリアスを書きたかったのにあのポンコツが話し始めちゃったんだもん、致し方ない。


デュラハンのシリアスとかあるのかな?


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