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最強の戦い方

蟻塚視点に戻ります。


土・日は2話投稿します^^


1話目です。

次話は12時に投稿します。

 プレッシャーを感じて目を覚ます。


「主様~。皆さんを早く起こしてくださ~い!」


 デュラハンが一人、大量の蟻の大群と戦っていた。


「命令だ! 翔、セバスチャン目を覚ませ!」

「は!?」

「痛った!?」


 セバスは周囲を確認し、すぐさま戦闘に入った。


 翔は頭を押さえて悶えている。

 命令に違反しよとした者に襲い掛かる痛みで最悪死ぬほどの痛みが襲い掛かる。


 落ちた穴からは少し離れているようだ。

 てか良く生きてたな。


 落ちる最中にセバスチャンの影鋼糸で繭を作り、デュラハンの物理反射を展開させて翔のオーラで頑丈にした。

 咄嗟にこんな動きが出来るとは流石だよな。


 俺、何もしなくていいんじゃないか?


 数時間後、蟻を片付けて移動を開始する。


「このプレッシャーって敵だよな?」


 回復ポーションとマジックポーションを配り、一応解毒のポーションも渡す。


「だと思いますよ」

「強そうですね~」

「腕がなります」


 こんなプレッシャーを放つ相手に強気な二人。

 まぁ戦闘は任せたよ。


「それより良く生きてたよな」

「死んだと思いました」

「主様のおかげですね」

「そうですな」


 俺、何かしたか?


「全員に命令をしたじゃないですか~」


 あれ?

 そうだっけ?


「命令って凄いですね。瞬時に身体が動くんですから」


 俺が無我夢中で命令を出していたのか。

 ナイスだ。

 無我夢中の俺。


 今の時間は深夜3時。

 寝たいが、進むしかない。


 ブラック企業に勤めていたから徹夜とかは余裕である。


 しばらくしてプレッシャーの発生源に到着した。

 不思議なことに敵とは遭遇しなかった。


「強い敵が一体と仲間が数体いますね」


 翔が気配を探知した。


「今度は私がやります~」


 デュラハンがゆる~く声を上げる。


「行ってこい。死ぬなよ」

「死ぬ前に助けてくださいよ~!」


 気分次第だな。

 まぁ冗談だが。


 部屋に入ると一匹のあるが椅子に座っていた。

 フォルムが人間に近い。


 特撮のヒーローみたいでカッコイイな。


「こんにちは。何の用ですか?」


 まさか喋れるほどの知能を有しているとは思わなかった。


「ここの嬢王に話があってな」

「私が喋ることに驚きがありませんね」

「十分驚いてるよ」


 話しながら鑑定をする。


======


名前 土王・ガンドルフベルドルフ


職業 “兵隊長元帥蟻”

レベル  278

HP    ???

MP    ???

攻撃力  ???

守備力  ???

素早さ  ???

魔攻力  ???

魔防力  ???

運    ???


称号

・???

・???


スキル

・???

・???

・???

・???

・???

・???



=====


 名前持ち。

 しかも高レベルか。


「おや? 鑑定をお持ちなのですね」


 鑑定を使ったことが速攻でバレた。

 厄介なスキルを持ってるな。


「できれば帰って頂きたいのですがどうでしょう?」

「無理な話だな」

「残念ですね」


 座っていた蟻は立ち上がった。


「私が相手ですよ~!」


 デュラハンが前に立った。


「全員で戦っても良いのですよ?」

「アナタ程度私で十分ですよ~」


 いや、お前相手の力量とか知らないじゃん。


「ではお相手いたしましょう」

「この戦いが終わったら私、あの人と結婚するんだ! 相手はいませんけどね」


 おい、やめろよ。

 死亡フラグじゃねーか。


「……? 良く分かりませんが行きますよ?」

「あ、はい。どうぞ」


 うわ~。

 肩が震えてる。


 鎧で顔は分からないけど赤面してるんだろうな~。


 レベルが高く名持ちの敵にどう対処するか見ものだな。


「行きますよ」


 蟻は一瞬で間合いを詰めてデュラハンに肉薄する。


「っぐ……」


 腹部に蹴りを入れたが物理反射され、逆に吹っ飛ばされる。

 だが、態勢を崩すことはなく後ろにノックバックされただけだった。


「う~ん。足を逆にへし折ったと思ったんですけどね~」


 容赦ないな。


「今のは何ですか?」


 いや、教える訳ないだろ。


「物理反射です!」

「このポンコツが! 敵に情報を与えてどうするんだ!」

「ご、ごめんなさ~い!」


 期待を裏切るポンコツクオリティーだ。


「物理ですか。では魔法などは効果がないのですね?」

「そうです!」

「もう好きにしろ……」


 翔とセバスチャンは他の敵の相手をしている。

 時々ため息が聞こえるのは気のせいでないな。


「ではこれでどうでしょう?」


 蟻の魔法だ。

 緑紅と同じく土の魔法か。


「グラビティフィールド」


 弾丸のように放たれた土魔法は強い重力に軌道が書き換わる。


「っぐ……」


 範囲は彼女の自由自在だ。


「邪天反転」


 ここから彼女の真骨頂が始まる。


「アンチ魔法フィード」


 立て続けに魔法を展開する。

 このスキルで魔法が使用不可能となる。


「ステータスダウンフィード」 


 だが、彼女は魔法の展開を止めない。

 

 彼女の戦い方は巧妙である。


 物理反射で物理を無効化しアンチ魔法を展開し魔法を封殺。

 ステータスをダウンさせて戦う。


 デュラハンは格上の相手でも戦うことが出来るのだ。

 まぁ彼女が格下って訳でもないんだがな


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