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あらすじ・題名を変更しました。
旧題「数こそ力なり!! おかしくなった世界の魔物使い」
1班が戦闘を開始して3時間が経過した。
死者は今のところゼロだがダメージがゼロと行かないらしい。
武器や防具の破損も多く、備蓄する間もなく消費されるのが現状だ。
このままでは職人たちが倒れてしまう。
今は休憩をしているが、疲労困憊といった感じだ。
このままでは不味いな。
問題点としては蟻の群れが収まらず、徐々に強くなっている。
敵の進行に対して現状対応は出来ているが、疲労とダメージにより徐々に戦場が押されるのも時間の問題である。
生産職が製作する武器や防具があれば戦いを優位に進めることは可能だが、その増産が難しい。
ポーションも製作に追われ備蓄はあるが、これからどんどん戦闘が激化していくのは明白でそれに伴い消費も多くなるだろう。
つまり……。
「俺がもっと戦力を増やさないといけないのか」
何だろうな。
いろいろやったのに最終的に自分に戻ってきてしまった。
現在の時刻は夜の10時だ。
今日は眠れないだろうと覚悟を決めてセバスチャンに先行させていた場所にスキルを使って飛ぶ。
「お待ちしていました」
優雅にお辞儀をするセバスチャン。
「アレがそうか」
「はい。蟻塚のダンジョンです」
俺が先行して向かったのは蟻塚のダンジョン近くの鉄塔の上だ。
蟻が来てもすぐに避難できる場所がここしかなかったのだ。
「身体がから棘が生えてきているな」
「そうですな」
蟻塚ダンジョンは地面が盛り上がった小山の中心が火山口のように空いている。
そこから蟻が大量に湧き出すように外に出てくる。
見ていると気持ち悪くなる光景だ。
「やるか」
セバスが下り、俺もスキルを使って移動する。
更にスキルを使ってゴブリンメイジとデュラハンを呼ぶ。
「蟻を呼べ。今度は間違えるなよ」
「任せてください!」
そう言って息を吸うデュラハン。
耳を押される俺たち。
「ギャーーーーーーー!!」
音量が変わっていないような気がする。
「変わってなくね? あれで抑えたのか?」
「え? さっきの大きさで良かったのでは?
「このポンコツが!」
「ご、ごめんなさ~い!」
こいつを残して帰ろうかと思ったが、こうなっては致し方ない。
やってやるか!
がむしゃらに蟻を仲間にして片っ端から最前線に送り飛ばす。
学校側の蟻は蟻塚から出てきたばっかりの蟻よりも弱いので俺が何をする必要もなく、学校側の蟻を倒しまくる。
今の俺が仲間可能な数は2560体だ。
使用状況は人間が約850人、魔物がアンデッド約300、ゴブリン13、蟻850、ゾンビ多数だ。
余裕がない。
蟻をすぐに合成すると前線の維持が崩壊するので、上位の蟻が前線を維持しながら下級の蟻を合成していく形になる。
ゾンビはもういらないかな?
アイテムボックスに入れておけば俺に攻撃も出来ないから解放してしまっても良いか。
人間組も戦闘組や生産職の人たち以外は仲間にするメリットはないか。
除名しておこう。
ゴブリンメイジが土魔法で捕縛している最中に少し整理をして仲間に出来る数を増やす。
「主様~! 見てください! 影舞踊!」
影が広がり蟻を捕縛する。
黒い触手みたいだ。
「束縛のスキルか。便利だな」
「えへへぇ。褒められました~」
褒められて油断したのか、蟻がグシャリと潰れてしまった。
「殺してどうする!」
「ご、ごめんなさ~い!」
もはやわざとやってないか?
「では、私は引き続き蟻を運びますので」
「あぁ頼んだ」
そう言ってセバスチャンは飛んで行ってしまった。
「5時間は蟻を仲間にし続けるぞ!」
「「はい!」」
それから5時間があっと言う間に経過した。
特出して目立ったのはデュラハンのポンコツが際立った。
蟻塚から出てくる蟻を一挙に呼ぶのを何回やったことか。
その度にゴブリンメイジがフォローをしていた。
完全に妹と姉である。
いや、子と母か?
ゴブリンメイジがふくよかな感じだからかお母さんって感じがするな。
まぁいいか。
そんなこんなで蟻を仲間にして合成を繰り返した。
デュラハンの叫びで呼べる数が約900匹。
それを10回以上行った。
おそらく前線には屈強な蟻がわんさかいる事だろう。
とりあえず時間を稼ぐ。
解決方法がそれしかない。
「主様~」
「何だ。ポンコツ」
「何で蟻塚に突撃をかけないんですか?」
あぁそんなことか。
「人間組の、まぁ俺も含めてだが。レベルアップをするためだ」
「蟻の嬢王を仲間に指定しまえば良いのでは?」
「以前、仲間だったゾンビを人間が倒した時に経験値が入らなかった」
「どういうことですか?」
考えることを知らんのか、こいつは。
「俺の仲間になった者を殺しても経験値の取得に繋がらないんだ。嬢王蟻を仲間にしてその子を殺しても経験値が入らない可能性がある以上、可能な限りレベルは上げておきたい」
「なるほど! 理解しました!」
絶対理解してないよ、こいつ。
「まぁいい。帰るぞ。流石に眠い」
「「はい!」」
返事だけは良いんだよな~
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