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最強冒険者の旅に、終わりなき___  作者: 霧島 零夜
第一章 魔法学校
27/30

第27話 戦場はより過激に

毎日20時投稿だァ!

なんかすごいことになってるじゃねぇかァ! byコジマ

ヴァギャストの蹴りは俺の顎を捉え、その衝撃は俺の体を空中に浮かせた。

しかし、ここである違和感があった。


なぜヴァギャストは俺のわざわざ大剣の軌道から逸らしたのか。

そして、ヴァギャストが意味深に上げた右腕。

次の瞬間、全てが繋がるーー


ヴァギャスト「これはブーメランだ、俺の手元に必ず戻ってくる!」


俺はすぐさま体をひねる。

空中だったので避けきれず、


   スパッ


空気が裂ける音が耳元で弾けた。

左耳が切断される。


大剣はヴァギャストの手に戻る。


ヴァギャスト「【弾打撃(マグナム)】!!」


ヴァギャストは大剣を持ち替え、剣の腹の部分で俺を叩き落とす。


   ズドオオオン!!


弾丸のように速い打撃、床が軋む。


音が止まり、バランスを崩すかと思ったが、入り口での出来事でこの感覚に慣れていたおかげで上手く着地する。


しかし、床が砕け、視界が一瞬で落ちた。

俺はひとつ下のフロアへと落下する。


クレナイ「まずい...!」


下を見ると、そこには2人の姿があった。

向こうも俺に気づく。


ミスラニト「クレナイ君!」


アルト「クレナイ!」


2人は背中合わせになって縛られている。

両手足も縛られ、全く動けない状況だ。


このままだとぶつかる。

そこで、急いで魔法を創った。


魔力運搬(マジックキャリー)

 自身の魔力がこもっている、もしくは、付着しているものを遠隔で

 操作できる。

 効果範囲は、自身の魔力が届く範囲となる。

 動かせるものには限りがある。

 自分が片手で持ち上げられる物。

 又は、自身のランクと10階級差がある者。


俺は魔力操作には自身があった。

すぐさま2人に魔力を付着、右手を右から左に払うようにして動かすと、


アルト「うわっ!」


2人は縛られたまま一瞬宙に浮き、俺から見て左側に1m移動する。


アルト「てか、クレナイお前耳!」


アルトの目の前に、俺の耳が落ちる。


下のフロアへ着地した後、少し間を開けて左耳が落ちたが、その頃にはもう耳は治っている。


ヴァギャスト「(回復速度も凄まじい、あのお方が言っていたように魔力量が桁違いなのか...)」


ヴァギャストは上のフロアから見下ろす。


落星(フォールン)アジト B4〜


このフロアは他のフロアと同じような構造だが、格段に広い。

200m×200mの空間には、10mおきに太い四角柱の柱が立っていて、天井までの高さは約8m。


クレナイ「魔力使えるか?」


ミスラニト「使えれば脱出できてるって、そういうところ鈍感だよねクレナイ君って。」


アルト「とりあえず俺らは大丈夫だ!敵に集中しろ!」


ミスラニト「クレナイ君、できれば早くして欲しい。アルトと一緒嫌。」


アルト「はぁ?」


ミスラニト「乙女は好きな男子以外に触られたくないの!」


アルト「好きな男子って誰だよ?」


ミスラニト「言うわけないでしょ!」


クレナイ「ここにきて喧嘩はよせ!ミスラニトも後少しだ、耐えていてくれ。」


ミスラニトの頬はじんわりと赤くなる。

アルトはそれを横目に少しニヤけた。


数時間前に聞いたばっかの声なのに、まるで何ヶ月ぶりかのように懐かしい。それは、ミスラニトたちも一緒だった。


ヴァギャスト「感動の再会を楽しんでいるようだけど、そうはいかないぜ?」


この少しの時間で俺の魔力は、俺の左後ろ側のフロアの角まで届いていた。


クレナイ「口閉じてろ、舌噛むぞ。」


左手を左向きに薙ぎ払うそぶりをする。


それを合図に、ミスラニトたちはフロアの角へと消えていった。


ヴァギャスト「お前たち新星(ニュースターズ)は、ここで落ちる!」


ヴァギャストが構える。


ヴァギャスト「オラァ!!」


ヴァギャストが大剣を俺に向け、振りかぶりながら落ちてくる。


俺は地面を蹴って後ろへ跳ぶ。


   ドン!!


ヴァギャストは俺がいたところの目の前に着地。

大剣は床に大きく亀裂を入れた。


とても鈍い音がフロア内に響く。

そのことから、ここが最下層だと断定。

ほぼ同時に〔解析(かいせき)〕が完了する。


解析結果


相手の固有スキル

全神武能(ゼンシンブノウ)

自身の武器、防具に任意の武器種に応じた特性を付与できる。

この戦闘で使用した武器種は以下の通りです。

短剣(ナイフ)』:武器、防具が軽くなる。

(シールド)』:いかなる衝撃も軽減する。

弓矢(アロー)』:武器を投げた際、狙ったところ必ず当たる。

飛来(ブーメラン)』:自身の利き手側に武器が戻ってくる。


ヴァギャスト「その顔は...俺のスキルが分かったようだな!」


まずい、顔に出た。


ヴァギャスト「スキルがバレてから本気を出す。お前がやったように、俺も本気を出すとするかァ!!」


今までの本気じゃないのかよ。

この魔力量なかったら何回死んでいたと思っているんだ。


ヴァギャストの魔力を、肌で直に感じる。

触れている感覚はないのに、肌には針の先が少し刺さったような痛みが走る。


黒8割紫2割の色が混じったマーブル模様の魔力。

ヴァギャストの装備と全く同じ色合いの魔力だった。


クレナイ「【凝結業火(ドライニトロ)】!!」


両手を相手に向け、半分水色半分赤色の魔法陣を作り出す。

そこから放たれた氷の矢は、空気との摩擦で爆発し、火を上げながらヴァギャストを襲う。

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