第23話 創造神に終わりなき
毎日20時投稿だ。
俺は絶対に勝負に勝つ! byクレナイ
ダメだ、身体に力が入らない。
魔力も使えない。
ミガニオ「トドメだ!」
クレナイ「動け、動け動け!こんなところで死んでたまるかァァ!!」
ピコン!
俺の脳内で俺を救うように創造神〕の通知が響く。
残された勝機、これに賭ける!
「新規項目 “吸収” “限界突破” 追加」
俺が身体を動かせない中、脳内であるスキルを創る。
〔過剰吸収〕
5分間だけ、一定範囲内の魔力や魔気を全吸収。
得た魔力を自分のものとして扱える。
吸収した魔力は、自身の魔力上限を超えることができる。
効果時間終了後魔力が全回復するが、10分間魔力が使えなくな
る。
スキルの発動後、フロア内だけでなく
ーー俺の雰囲気も一変する。
俺の取り囲む炎の壁が消え去り、金棒を俺に向けて投げようとしていたミガニオと目が合う。
ミガニオ「もう遅い!」
ガコン!!
ミガニオが投げつけた金棒も、禍々しい炎を纏っていたがーー
ミガニオ「なっ......!?」
俺は簡単に叩き落とす。
叩き落とされた金棒は、鈍い音を立てて地面にめり込んだ。
その衝撃で、地面にさらに亀裂が入る。
クレナイ「遺言はあるか?俺に調教させてくれるなら、生かしてやってもいい。」
ミガニオの答えは、
ーー沈黙。
クレナイ「そうか、もう時間もない。じゃあな...」
俺は、地面に落ちている金棒を軽々と拾い上げる。
重さはたぶん50kgはある。これを片手で振り回せるのは、奴が強い証拠だ。
ただし、今では俺でも持てる。
ミガニオは金棒を持ち上げようとする。
だが、腕に力は入らない。
魔力が消えている。
ミガニオは両手両膝をつき、完全に意気消沈していた。
しかし、俺はそんなことをものともせず、ゆったりとした足取りで近づく。
俺が一歩踏み出すたび、空気が重くなる。
ミガニオは顔を上げることすらできない。
勝負はもう
ーー決まったのだから。
クレナイ「お前の技はこうか?」
俺は金棒を大きく振り上げる。
クレナイ「【一閃撃】...」
俺は構えてすらいない。ただ金棒を振り上げ、魔力をありったけ込め、感情のままに振り下ろすだけ。
ズドオオオオオン!!!
最低限の力加減はした。
だから、
クレナイ「この程度で粉々か...」
地面や壁に一切の傷はない。
しかし、ミガニオの体の原型はなく、辺りに飛び散った血飛沫と砕け散った肉片、それらが戦いの酷さを物語っている。
俺は自分ではわからない。
でも、周りはすぐ分かる。
今の俺にあるのは、圧倒的強者感。
故に声の音圧だけで、雑魚は気絶どころか死ぬ。
そして、発動から5分経過する。
クレナイ「うっ...!」
俺はその場で片膝をつく。
クレナイ「もう使えないな、このスキルは反動がデカすぎる。」
口を押さえながらつぶやく。
反動による吐血、身体の痙攣が止まらない。
一時的な*魔力過疎による症状だろう。
スキルすら発動できない。
*魔力過疎・・・自身の魔力が全て無くなった状態
残り1時間18分
魔力が戻るのはあと8分。
その8分間は何もできない。
こんなところで足止めをくらうとは、強い奴だったなミガニオ。
今一番心配なのは、他フロアからの襲撃。
ほとんどないと思うが、身は潜めておこう。
辺りを見渡すと多くのドラム缶。
俺はすぐ近くに置かれていたドラム缶の影に身を隠す。
この何もできない時間でできる限りの情報整理を行うことにした。
今いるのがB1階。多分、アルトの魔力の濃さからあいつらがいるのは、B4階。このペースだとギリか。
残り1時間10分
俺の魔力が全回復する。
さっきの戦闘で使ったものも全てだ。
月燐を腰に装備し、下に続く階段を降りる。
〜落星アジト B2〜
階段を降りてすぐだった。
目の前に広がるのは、両端が壁になっている幅5m全長30mの細長いフロア。突き当たりにエレベーターがあり、その前には70cmほどの、木でできた上質な杖を持っている人影があった
???「私は落星第1部隊大将、『神王魔陣』“リーセル”と申します。」
声には貫禄があり、ダンディ。
黒い魔術師のローブを身につけ、フードはちぎった跡がある。
顔は暗めの色をしていて、右目にモノクルを着けている。
髪は銀髪で、少し長め。今までに奴らの中で、一番不気味だ。
俺は戦闘体制をとる。




