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最強冒険者の旅に、終わりなき___  作者: 霧島 零夜
第一章 魔法学校
14/30

第14話 特待生に希望の光あり

毎日17時投稿だ。

ノウンには、もう負けたくない。   byクレナイ

夢幻の社(ムゲンノヤシロ)


クレナイ「はぁ...はぁ...」


だめだ、まだ足りない。


    ポタッポタッ、

    ザザザァ〜


大粒の雨粒が、俺の頭上に落ちる。ノウンに敗北後、俺は日が暮れるまで、修行をしていた。


〜敗北直後〜


俺は、ノウンの結界に寄っかかっていたため、結界がノウンと一緒に消えた際に、地面に倒れ込んだ。

俺は仰向けで、空を見上げる。


ラリス「大丈夫か!」


クレナイ「悪いな。奴を逃した。」


ラリス「いいんじゃ、生き残ってくれれば。それだけで十分じゃ。」


よく見れば、俺の周りを多くの生徒が囲んでいた。

その多くが、クレナイの激闘を見て、惹かれた者たち。

視線が地味に痛いが、暖かさがあった。


クレナイ「よいしょっ、」


俺は、反動をつけて飛び起きる。


クレナイ「ラリス、今すぐ修行だ。いくぞ。」


〜そして今に至る〜


ラリス「もう一度来るなんて、恐ろしい奴じゃな。」


クレナイ「でも、さっきの戦いで、勝機は見えた。次は負けない。」


ラリス「そうじゃな。それより、日が暮れるぞ。早く帰った方が良いのではないか?この山は、夜中に魔物が出るぞ?」


クレナイ「子供じゃないんだから、脅されなくても帰るんだが。」


ラリス「脅してはないぞ、ほら、後ろに...」


振り向くと、そこにはーー


クレナイ「ベアか?」


見たことのある熊系の魔物、ベアだった。


ベア「主人(あるじ)様ノ命令ダ、校門ヘ来イ。」


ラリスがニヤけている。これグルだな。

ベアの言動から考えるに、待っているのはミスラニト。


〜校門前〜


???「遅い!」


校門前には2つの人影。小柄で、左手に枕を持った、水色っぽい髪色のミスラニトと


クレナイ「アルト!」


茶髪にツンツン頭のアルトだ。


そうか、

ーー1人じゃない。


ミスラニト「ラリス先生にね、頼まれたんだ。」


クレナイ「?」


アルト「お前1人だと、心細いから、俺らが勝てるようにサポートするようにって。」


クレナイ「そうなのか?ラリス。」


ラリスは無言で頷く。


クレナイ「そうか、じゃあ明日の朝、ここに集合だ。夢幻の社(ムゲンノヤシロ)で、作戦会議を行う。」


アルト「学校は、今日の一件で臨時休校らしいぞ。どうやって中に入るんだ?」


魔法学校は、無駄にセキュリティが高い。


クレナイ「いるだろ、ここに。」


ミスラニト「そっか。ラリス先生が協力してくれるんだもんね。」


ミスラニトの声は、今日も甘い。

顔も相まって、学校一モテるんじゃないか?


ミスラニト「...君。おーい、クレナイ君?」


ああ、今はこんな話してる場合じゃなかった。


ミスラニト「女の子びしょ濡れにさせるって、ひどいよ。」


クレナイ「すまない。少し考え事をしてた。てか、傘させよ。」


ミスラニト「だって持ってないんだもん。」


雨よりも、その声の方がやけに柔らかく感じた。

いつもみたいなそっけなさを、全く感じない。


クレナイ「じゃあ、これ使え。」


俺は傘を取り出し、ミスラニトに手渡す。


クレナイ「よし、今日は解散だ。」


〜自分の部屋〜


俺はじいちゃんの刀を、元に戻す。


クレナイ「1週間、この勝機を増やせるのか?」


まだノウンが頭から離れない。こんなんじゃだめだ。

俺が眠りについた頃には、日を越していた。


〜翌日〜


ミスラニト「遅いよ?」


クレナイ「昨日、すぐに寝付けなかったんだ。でも眠くはないから、安心して。」


ラリス「ほらいくぞ。」


学校がやっていない時は、基本的に特殊な結界で覆われているため、校舎への侵入は不可能だ。

だが、触れるだけで、ラリスは結界を解いてしまった。


クレナイ「こっちだ。」


夢幻の社(ムゲンノヤシロ)の位置を知る者は少ない。

ミスラニトは一度訪れているが、その時は眠くて覚えていないそうだ。


クレナイ「ちょっと待っててくれ。」


俺は、夢幻の社(ムゲンノヤシロ)の中心部、何もない広い広場に手を向ける。


アルト「なんだこれ...?」


ミスラニト「すごい。」


驚くのも無理はない。俺のスキルは、ラリス以外には伝えていない。


俺が創ったのは、大きめのホワイトボード、大きめの円形のテーブルに、木製の椅子を4つ。


クレナイ「適当に腰掛けてくれ。」


ラリス「負担が大きいようじゃな。」


クレナイ「ああ、脳内操作は魔力の消費が激しい上に、脳への負担が大きい。だが、スムーズにスキルが発動できる。」


ラリス「テンポの速い展開ならやむを得んが、通常時や、余裕のある戦闘では、使わぬようにせい。」


ミスラニトと、アルトの頭に、?マークが浮かぶ。


俺は作戦会議前に、〔創造神(クリエイター)〕の事を、2人に明かした。


アルト「なるほどな、だから、他の人の技を簡単にパクれたのか。」


クレナイ「パクったんじゃない、参考にした。いわば、オマージュだ。」


ミスラニト「でも、三回戦の時に使った、重撃(ヘビービート)は、〔創造神(クリエイター)〕使ってなかったね。」


ラリス「魔力操作もお手のもの、戦闘センスが、とにかくずば抜けておるのじゃ。」


クレナイ「本題に入る。“俺ら”の目的は、『打倒アン・ノウン』だ。」


その一言に、誰も否定しなかった。

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