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最強冒険者の旅に、終わりなき___  作者: 霧島 零夜
第一章 魔法学校
13/30

第13話 圧倒的な力

毎日...17時投稿...

読んだほうがいい...   by???

最終戦。これに勝てば優勝となる、運命の一戦だ。


ラリス「すまなかった。少々時間がかかった。」


ラリスも実況席に戻る。


観客席からは、過去の対戦相手も見守っている。そして俺への応援はさらに増える。


実況「決勝戦!対戦カードは、これだァ!!」


モニターに対戦カードが映った。


実況「3年生!全試合無傷での勝利、格の違いを見せつけるのかァ?!『絶対王者(キング)』レイン!!」


レインは、貴族のような、白くてキラキラした服を着て入場する。腰に据えてあった剣が目に入る。


クレナイ「エクスカリバー、」


さっきの試合が終わってから、なぜか腕輪は20%から変わっていない。


「エクスカリバー

 武器種:片手剣

 素 材:???

 能 力:剣先が地面についている間、自身の周囲に、

     相手の魔力を一切通さない結界を張る   」


実況「対するは特待生!!激戦を勝ち抜いてきた、まさに猛者!『本物の最強(ほんもののかいぶつ)』クレナイ!!おや?今回は、刀を持っていませんね。」


ラリス「勝負は一瞬じゃろうな。」


会場にゴングが鳴り響く。


実況「始まったァ!」


ラリスの言った通り、勝負は一瞬でついた。


エクスカリバーの剣先が、地面につく直前に、完全に間合に入り込めた。結界が張られるも、俺はすでに内側にいる。


20%の魔力、全てを拳に込める。


魔法も何も使わない。

レインは場外に出る間もなく、緑色の光に包まれた。


実況「速い!速すぎる!過去一短い決勝戦だァ!」


実況「ということは...優勝はクレナイィィ!!!」


観客たち「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!」」」」


歓声が爆発した瞬間ーー

天候が急変。分厚い雲に包まれる。


異様な雰囲気、空気までもが、怯えている。


ラリス「まずい、今すぐ避難...」


   ズドオオオオン!!!


漆黒の稲妻がフィールドの中心に落ちる。

その稲妻により、フィールドは消え去り、レインは場外の壁に激突。だが、俺には何も起きない。


砂埃が止むと、人影?らしきものがあった。


???「クレナイ...私と闘いなさい...」


ノイズ紛れの機械音のような声に、霧のように実態のない姿。見た目は人型だが、断言できる。人間じゃない。


足がすくむ。息も苦しく、視界が激しく揺れる。


あいつとは違うーー

デスリピアを恐怖だとすれば、こいつは、

“絶望”だ。


   パチン!


謎の存在は、指を鳴らす。


一瞬で、俺と謎の存在を、フィールドと同じ範囲の漆黒の結界で閉じ込める。


外の様子が何も見えないが、中は不思議と明るい。


だめだ、早く脱出しないと、こいつには“勝ち目がない”


  ピピピッ!!


腕輪の数字が変わる。赤文字で、


“100%“


初めて見る表示だった。


やれっていうのか?こんな奴に勝てるわけがない。

ラリスは何をしているんだ。


???「私はアン・ノウン...ノウンと呼んでください...」


ノウン「私は...アナタと闘いたい...だけなのです...」


クレナイ「やるしかないか...〔幻創龍(アストラ)〕!」


   ギアァァァォォス!!!


龍が雄叫びを上げる。込めた魔力はさっきより多い。


だがーー


クレナイ「は...?」


相手は動きもしていない。

なのに、〔幻創龍(アストラ)〕が粉砕された。

空間の拒絶、圧倒的な力、俺が戦って勝てる相手じゃない。


ノウン「いいですね...さっきよりも強い...」


クレナイ「まるで、見ていたみたいな口調だな。」


ノウン「ええ...見ていましたよ...”天界(そら)“で...」


クレナイ「嘘だろ...」


天界は、神が住むところ。ならこいつは必然的に、

”神“、もしくはそれと同格。


俺は、〔鑑定(かんてい)〕の違和感に気づく。

何も見えない。スキルも、魔力も、気配察知も。

というかこいつの魔力、全く見えない。


足は震え、これまでにない恐怖が、体を蝕む。


ノウン「震えているのですか...恐怖とはなんですか...私には分かりません...私が知っているのは...快楽のみです...」


俺は恐怖を押し殺す。

神がなんだ。俺は、こいつを全力で倒す。


俺の目が、やる気と自信に満ち溢れる。


ノウン「そうです...そうこなくては...私が楽しめません...」


俺は一瞬で距離を詰め、【重撃(ヘビービート)】を当てる。


いや、手応えがない?

一瞬だけ、奴の体が乱れただけだ。


ノウン「弱い...」


次の瞬間、俺の視界に映るノウンが逆さまになる。


   ガツン!!!


俺は吹き飛ばされ、結界に背中を強打、視界が霞んでゆく。すぐさま回復させるが...


ノウン「次は...仕留め...」


頭に強い衝撃が走る。音が聞こえず、視界は暗転。聞こえるのは、身体中で脈打つ傷口の音。


俺は諦めず、体を治し続ける。


それでも、常に体には衝撃が伝わる。


傷がつけば治し、骨が折れれば治す。

でもこれだと、ジリ貧で負ける。


死が目の前に迫るなかーー


   ピコン!


創造神(クリエイター)〕からの通知だ。俺の脳内に電子パネルが表示される。


「新機能 “脳内操作” 解放」


きた!これに賭ける!


脳内で〔創造神(クリエイター)〕を発動。回復を続けながら、状況を打開するための魔法を創り上げる。


ノウン「なんだ...」


ノウンは初めての感覚に、笑い声がもれる。


クレナイ「【狂宴葬火(キョウエンソウカ)】!!」


   ボカァァァン!!!


俺の周囲に漂っていた魔力が、大爆発を起こす。


ノウン「なんだと...」


ノウンは、反対側の結界まで吹き飛ばされ、

俺は回復を終え、起き上がる。


ノウン「やっぱり...面白いな...今から1週間の猶予を与える...勝ってみせろ...」


ノウンは言い残し、消え去ってしまう。

同時に結界が解け、いち早く俺に駆け寄ったのはーー


ラリスだった。

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― 新着の感想 ―
一番盛り上がる決勝を一瞬で終わらせるのはつまらない。 主人公中心だけでなく、もっとサブキャラの試合が見たい。
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