表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼色の恋に。  作者: ひろねる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/143

83 海

夏の強い日差しが照りつける中、車は海沿いの道を走っていた。

窓の外には、どこまでも広がる青い海と白い砂浜。キラキラと光る水面が、まぶしく視界に飛

び込んでくる。

「うわー……!」

後部座席から、千尋の声が弾けた。

「海きたー!!」

三郎もテンション高く身を乗り出す。

「やっべ、めっちゃいいじゃん!」

「絶対楽しいだろこれ!」

そんな二人を見て、太陽は苦笑する。

「まだ仕事前だからな?」

「ちゃんと働けよ」

「分かってるって!」

三郎が笑いながら返す。

一方で――

凛は窓の外を見つめながら、小さく呟いた。

「……綺麗」

その横で、愛菜も静かに海を眺めていた。

「だね」

落ち着いた声。

けれど、その視線はほんの少しだけ、前の席の蒼へと向いていた。

蒼はそんなことには気づかず、運転席の方へ顔を向ける。

「すみません、優子先生。もうすぐですか?」

運転している優子が、柔らかく笑う。

「ええ、もうすぐ着くわよ、柏木くん」

「ちゃんと働いてもらうからね?」

「はい、もちろんです」

そのやり取りに、小夜がくすっと笑う。

「蒼くん、真面目だね」

「まあ、こういうのちゃんとやりそう」

助手席の小夜の言葉に、蒼は少し照れくさそうに笑った。

「いや、さすがにサボるわけにはいかないんで」

その様子を、後ろから七海が覗き込む。

「蒼先輩って、ほんとそういうとこ変わらないですよねー」

「ちゃんとしてるっていうか」

「褒めてるのかそれ?」

蒼が振り返ると、七海はにっと笑う。

「もちろん褒めてます!」

車内に、軽い笑いが広がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ