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6 楽しみ
講義が始まる前、凛は友達の千尋の隣に座る。
「ねえ、千尋ちゃん、ゴールデンウィークって予定ある?」
千尋はにこっと笑い、明るく髪をかき上げながら返す。
「えー、まだ決めてないよー!なんか面白いことでもあるの?」
凛は少しドキドキしながら、さっき蒼たちと話した連休の計画のことを思い出す。
「うん、ちょっとみんなで遊ぼうかなって…」
千尋は目を輝かせ、楽しそうに身を乗り出す。
「マジで!?いいじゃん、超楽しそう!誰と行くの?」
凛は少し照れながらも、にこっと微笑む。
「うん、最近知り合った男の子の友達と…千尋ちゃんも一緒にどうかな?」
千尋は手を叩いて嬉しそうに笑い、少しからかうように言う。
「おやおや、男の子の友達ー?ふふ、楽しみになりそうじゃん!」
興味津々な千尋がさらに凛に質問する。
「で、どんな人なの?イケメンなの?」
凛は頬を赤くし、胸の高鳴りを感じながら、小さく笑みを浮かべる。
凛は千尋に聞こえるか聞こえないか分からないくらい小さな声で呟いた。
「すごく楽しみだな…」




