表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼色の恋に。  作者: ひろねる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/152

57 九回裏

ふとグラウンドを見ると、試合は終盤に差しかかっていた。

気づけば̶̶

九回裏。

スコアは1対0。

京葉大学がリードしている。

しかし̶̶

ツーアウト、ランナー一塁二塁。

打席には四番打者。

カウントはワンツー。

小夜が聞いた。

「きみならどこに投げる?」

蒼は真剣な表情で答える。

「俺なら……」

「インハイにストレートを投げて、サードフライかファールを打たせたいですね」

次の球。

インハイ。

カキン。

打球は三塁側へ切れる。

ファール。

小夜が言う。

「はい、これでツーツー」

そして蒼を見る。

「この後は?」

蒼はすぐに答えた。

「もう俺なら外のスライダーで空振り三振を狙います」

小夜は頷く。

「なるほどね」

次の球。

アウトローのスライダー。

打者は見送る。

ボール。

小夜が言う。

「これでフルカウント」

蒼はグラウンドを見ながら言った。

「セオリーならもう一球同じ球を投げて、引っかけてサードゴロを狙うと思います」

少し間が空く。

蒼は続けた。

「でも俺なら̶̶」

蒼が言いかけた瞬間だった。

「インコース真っ直ぐ」

「インコース真っ直ぐ」

二人の声が、同時に重なった。

次の瞬間̶̶

ピッチャーが腕を振る。

ボールはインコースへ。

打者が振る。

空振り。

「ストライーク!」

三振。

試合終了。

京葉大学のベンチから歓声が上がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ