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蒼色の恋に。  作者: ひろねる


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51 久しぶりに顔出せよ

凛との水族館デートから、半月ほどが過ぎていた。

六月に入り、大学のキャンパスはすっかり初夏の空気に包まれている。

昼休み。

蒼は太陽と千尋と一緒に、キャンパスの中庭を歩いていた。

授業終わりの学生たちが行き交い、どこかのサークルが勧誘の声を上げている。

「いやー今日の授業マジ眠かった」

千尋が大きく伸びをしながら言う。

蒼は苦笑する。

「村上さん、半分寝てただろ」

「バレてた?」

「バレバレ」

太陽が横で小さく笑った。

しばらく三人で歩いていると、太陽がふと思い出したように口を開いた。

「そうだ、蒼」

「ん?」

「来週末、野球サークルの試合あるんだよ」

蒼は少し驚く。

「試合?」

「ああ」

太陽は頷く。

「他大学のサークルと練習試合」

蒼は少し考える。

太陽が続ける。

「もし暇だったら観に来ないか?」

「久しぶりに顔出せよ」

蒼は肩をすくめる。

「まぁ……予定は特にないけど」

その会話を聞いていた千尋が言う。

「私は無理だなー」

「その日バイト入ってる」

太陽は頷いた。

「そっか」

蒼は少し考えてから言う。

「じゃあ、行くわ」

太陽が少し笑う。

「マジ?」

「うん」

蒼は軽く答える。

「まぁ、暇だし」

太陽はどこか嬉しそうに頷いた。

「じゃあ決まりだな」

初夏の風が、キャンパスの木々を静かに揺らしていた。

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