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45 作戦遂行
日曜日の朝。
凛は自分の部屋で、鏡の前に立っていた。
ベッドの上には服が何着も広げられている。
「うーん……」
腕を組んで鏡を見る。
黒の襟付きのリブニットにロングタイトスカート。
少し大人っぽい服装だ。
「……これ、変じゃないかな」
くるっと一回まわってみる。
髪もいつもより少しだけ整えている。
凛は鏡の中の自分を見ながら、小さく呟く。
「蒼くん……気づくかな」
言った瞬間、顔が少し赤くなる。
「……って何考えてるの私」
慌てて首を振る。
でも、すぐに少しだけ笑った。
「だって今日は……」
小さく息を吸う。
「蒼くんと遊びに行くんだし」
スマホを見る。
待ち合わせは 駅前10時。
まだ少し時間がある。
凛はもう一度鏡を見る。
「……よし」
小さく頷いた。
バッグを持って部屋を出る。
その頃̶̶
千尋は自分の部屋のベッドの上でスマホを見ながら笑っていた。
「そろそろかな」
時計を見る。
「うん」
千尋はスマホを操作する。
凛のLINEを開く。
少し考えてから、メッセージを送った。
「ごめん凛!急用できた!」
数秒後。
もう一通送る。
「まぁ二人で楽しんできな」
千尋はスマホを置いて、ベッドに寝転んだ。
「これでよし」
小さく笑う。
「頑張れ凛」




