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蒼色の恋に。  作者: ひろねる


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41/170

40 ちゃんとした形


̶̶

夜。

部屋のベッドに寝転びながら、凛は今日一日のことを思い返していた。

川の流れる音。

みんなで笑いながら食べたバーベキュー。

水遊びではしゃいだ時間。

そして̶̶蒼。

「……楽しかったな」

ぽつりと呟く。

蒼が「凛」って呼んでくれた瞬間を思い出して、思わず顔が熱くなる。

「もう……思い出すと恥ずかしい……」

枕に顔を埋めて、足をばたばたさせる。

少しして、ふっと顔を上げる。

頭の中に浮かんだのは、川辺で笑っていた蒼の姿。

優しく笑った顔。

少し照れた顔。

自分の名前を呼んだ声。

凛はぼんやりと天井を見つめる。

「蒼くん……」

小さく呟いたその瞬間。

胸の奥が、ぎゅっと締めつけられる。

そして、凛はゆっくり目を閉じた。

「……あ」

少しだけ驚いたように呟く。

「そっか」

小さく笑う。

頬がほんのり赤くなる。

「私……」

少し恥ずかしそうに、でもどこか嬉しそうに言った。

「蒼くんのこと、好きなんだ」

静かな夜の部屋。

凛の胸の中で、新しい恋がはっきりと形になった

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