表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼色の恋に。  作者: ひろねる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/145

29 ほのぼの

炭火で焼かれた肉の香りが川沿いの空気に漂う。

みんなは手に箸やトングを持ち、焼きたての食材を皿に並べて食べ始める。

「うわ、これめっちゃ美味しい!」

千尋が口に頬張りながら笑った。

「やっぱり凛、料理上手だね!」

千尋が嬉しそうに言うと、凛は少し照れて頬を赤くする。

「わたし、次は野菜焼くの手伝う!」

愛菜が元気に手を伸ばす。

「いいね、でも凛ちゃんも手伝ってよ」

「もちろん、でも火加減は任せて」

「三郎、野菜もちゃんと食べてよ」

「うるせー、肉が先なんだよ!」

太陽が冷静にツッコミを入れると、三郎が照れ笑い。

「まあまあ、焦げないように気をつけろよ」

川のせせらぎが心地よく聞こえる中、千尋がふと空を見上げる。

「川、すごくきれい……水も冷たそう」

「手、つけてみる?」

凛が隣で笑いながら差し出すと、千尋も手を伸ばしてひんやりとした水に触れる。

「わあ、冷たっ!」

「気持ちいいだろ?」

蒼がにやっと笑う。凛は少し嬉しそうに顔を赤らめる。

「ねえ、蒼くんってアウトドアとかよく来るの?」

凛が興味津々に尋ねる。

「まあ、たまにね。こういうのは楽しいし」

「ふーん、意外とイメージと違うかも」

「そう?俺、家でゴロゴロするのも好きだけど」

三郎が焼き網の上を覗き込みながら言った。

「ちょっと待って、肉焦げそうだぞ」

「大丈夫だよ、俺が見てるから」

凛がにっこり笑って肉を返すと、みんなから「おおー!」と声が上がる。

「そういえば、凛ちゃん、最近ハマってることとかあるの?」

「うーん、最近は料理かな……かなり作る量増えちゃったけど」

「へえ、そうなんだ!」

愛菜が笑うと、凛も微笑み返す。

川のせせらぎ、炭火の匂い、みんなの笑い声。

午後の時間はゆっくりと過ぎていき、食事と雑談の空気は心地よく、日常の延長のようだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ