表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼色の恋に。  作者: ひろねる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

134/152

133 セオリー通り

(……ちょっと早いな)

蒼は小さく息を整える。

(でも、タイミングは分かった)

(スライダー……)

スタンド。

小夜が小さく呟く。

「……今のであのタイミングで振ったってことは」

「ストレート待ってたのかな」

(……ワンツー)

蒼はバットを構える。

(俺なら……)

(もう一球、同じコース)

(ただし、ボール半個分外してゾーンへ)

四球目。

̶̶見送る。

審判の声。

「ボール!」

(……やっぱりな)

狙い通りのコース。

わずかに外れていた。

五球目。

低め、外。

̶̶ブンッ

空振り。

「ストライク!」

(……フルカウントか)

スタンド。

小夜が静かに言う。

「今のコースは……ファール打つのがやっとだね」

(……セオリーなら)

蒼は目を細める。

(やっぱり、同じコース)

ピッチャーがセットから投げる。

六球目。

ボールが手を離れた瞬間̶̶

(……来た)

蒼の口元が、わずかに歪む。

(セオリー通りなら、な)

インコース、ストレート。

̶̶カンッッッ!!!

振り抜いた瞬間。

誰も追えない打球速度。

一直線に、ライト方向へ。

打球はそのまま̶̶

スタンドへ突き刺さった。

「……は?」

誰かの声。

一瞬、球場が静まり返る。

何が起きたのか̶̶

誰も理解できない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ