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蒼色の恋に。  作者: ひろねる


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133/154

132 配球

ツーアウト。

一塁、二塁。

バッターボックスには̶̶蒼。

(……ツーアウトで、一、二塁か)

視線を外野へ向ける。

(ライトは深い……)

(センターとレフトは前進守備)

静かに状況を整理する。

(内野抜けば、太陽は絶対に返ってくる)

(一点は確実か)

ピッチャーはセットポジションに入る。

̶̶シュッ

初球。

外へわずかに外れる。

「ボール!」

(……初球は外して様子見か)

蒼は小さく息を吐く。

(次は内角……スライダーかな)

(……もう一球、見るか)

二球目。

̶̶ボール。

(……ノーツーか)

スタンド。

小夜が静かに呟く。

「ノーツーになったね」

視線は一切外さない。

「蒼くんなら、次の甘い球は振り抜く」

バッターボックス。

(……ノーツー)

(好きな球だけ、振り抜く)

ピッチャーが投げる。

三球目。

外寄りの、少し甘い球。

̶̶カンッ!!

強烈な打球。

ライナー性のファールがスタンドへ飛び込む。

「うわっ!」

千尋が思わず身を引く。

「ちょ、あっぶな!?」

すぐ近くに突き刺さるような打球。

「なに蒼くん、狙ってんのかー!」

ふざけたように言う。

その隣で̶̶

凛は、何も言わずに見ていた。

ただ、真っ直ぐに。

蒼を見つめていた。

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