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129 ダブルプレー
ピッチャーが構える。
一球目。
̶̶ボール。
二球目。
̶̶ボール。
三球目。
̶̶外れる。
四球目。
̶̶ボール。
審判の声が響く。
「フォアボール!」
七海が驚いたように声を上げる。
「ほんとだ……!」
三郎も頷く。
「マジでその通りじゃん」
小夜は小さく息を吐く。
「当然でしょ」
⸻
一塁へ歩く蒼。
表情は変わらない。
でも̶̶
(……まあ、そうなるよな)
冷静に受け止めていた。
⸻
その後。
次のバッター。
打球はショートへ。
「ゲッツー取れるぞ!」
相手ベンチが声を上げる。
̶̶パシッ
̶̶トン
̶̶バシッ
「アウト!」
6-4-3のダブルプレー。
一瞬で、攻撃は終わった。
⸻
スコアはそのまま。
1-0。
京葉リードのまま、試合は続いていく。




