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SS③ 迷宮 ~視点:肉成

感想評価ともにゼロの現状。

乾いた笑いしか出ない。

それでも頑張ります!目指せ百話突破!

「明日からは迷宮へと向かう!心せよ!」

どこぞやのブタ面野郎とは違うな。


しっかし迷宮かぁ。どんな奴が出てくるかわからないな。

迷宮と聞かれてワクワクしない奴はいないと某人間が言っていたように、それほどまでに中二病心くすぐるものなのである。

ある意味最強だ。オラわーくわくすっぞ。


さてと、自分でも突っ込むのも悲しいからな、一つ仕掛けてみよう。

「隊ちょー隊チョー!」

生意気に声をかけてみる。


「なにかね、肉成とやら」


「いやー、迷宮ってどういうものなのでしょうか?」


「いい質問だ。ふっふっふ!驚くなよ?迷宮とはなぁ、迷路なのだ!」






















「「「「「「「「「「「「「................................」」」」」」」」」」」」」」






一気に空気が冷める。

みんなが白い目で隊長を見る。

それに隊長がアレッて顔をしている。

周りの騎士がやっちゃったなあって顔で呆れている。

料理を運ぶ時にここを通りがかった給仕さんが料理を落として絶句している。






長い沈黙。







その沈黙を破るかのように一人の騎士が言葉を放った。


「それ皆分かっている事」


顔が青ざめていく隊長。

最早髪までもが白くなりそうだ。



「みんな、提案がある」


隊長が決死に提案した。




「このことはスルーで……」





沈黙。

そして即答。

「「「「「「「「「「だが断る」」」」」」」」」」


綺麗にハモッた。もはや芸術だ。

このクラスがここまで協調したのがこれが最初だろう。


言葉にならない叫びを放ち隊長が失神した。

だよねー、滑った上にこの仕打ちふつうは死にたいと思うだろう。


気を取り直して行こう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ようやく迷宮に着いた。

時間にして2日かかった。

そこまで遠いのか。

というよりもこの国がでかいのだ、これは紛れもない事実だ。

馬車で2日は遠すぎる。

近くには要塞都市ガルザードがあるけど今日はそこから1㎞ほど離れた所の迷宮だ。


「いやっほう!やっと着いたぜ!彼奴がいないおかげでマジ快適だったわ!」


「あんまり騒ぐなよ西川、でも俺も同感だわ」


彼奴ってのは多分市川ののことだろう。

相変わらずいじめられてんなぁ、市川。

元気にしてるといいけど。


「でもなあ!俺には今、力があるんだ!」


「凄いよねー西川のスキル、『暴虐者(ハカイノモノ)』っていうユニークスキル、マジで筋肉増強するんだよね!」


「おうよ!関根!これでモテルこと間違いなしだ!」


「あんたみたいな筋肉バカには誰も寄ってこないんじゃない?」


「うっせーんだよ!久美!おめーは黙ってろ!」


クラスメイトの久美が突っ込みを入れる。

こいつは怖いもの知らずで意外と野性的な女子だ。

お陰で彼氏ができないという悲惨な女子だ。

ちょい悪って感じがするため、女子からの人気はある。


「そういう言い方もどうかと思うよ西川くん」


「ちっ、光のヤローかよ、これだからイケメンは嫌いなんだ」


宇美光。

とてつもないイケメンだ。

顔からあふれるオーラは見たものを一発でオトす。

性格もよく、俺と同じく市川とつるんでる。

彼奴の職業は確か聖騎士だったな。

うんうん、顔がホーリーだもんね。


「しっかし要塞都市ガルザードってのも気になるなぁ」


「また来ればいいんじゃね!」


「そうだな」






要塞都市ガルザードとはみんなの知っての通り市川のいるところである。

しかしそれを知るものはまだいない。




次回もssです。

評価、感想、ブクマ。

よろしくお願いします。

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