友達ができた?
この学校は鬼畜だ。
教師に逆らったら死ぬ。逆らわずとも死にかける。
有言実行。俺の担任ルドヴィーク先生はまじで俺を戦場に連行した。
最前線ではなかったようだけど、いつ死ぬかとビクビクだった。
殺らなきゃやられる。そんなやばい空気が影響したのか、俺の属性は攻撃属性だった。
「お!攻撃か。このまま最前線行く?」
そんな軽く言わないでください、先生。
属性がわかった俺の授業は攻撃一本となり、負担は軽くなった。
教師も軽く死亡フラグをたててくるけどな。
この学校に通ってると「なんだ、黒髪なんて珍しくないじゃん」って思う。
ところがどっこい、この学校には国中の黒髪が集まってくるそうだ。
そう考えると少ない!少なすぎるよ!!
総学生って1000人くらいじゃね?この国の人口は億単位だろ?レア黒髪!
「当たり前だろう、黒髪は努力してなる色。しかし努力するだけの価値があるとも言えない色だ。」
ちょ、ちょっと。あんたも黒髪やん、リオウ。
「まぁな。俺の実家は恐ろしく貧乏でな。魔法使いが得る給与は魅力的だった。」
金かぁ。いっぱい貰えるのか?
「そうか、記憶がないんだったな。そもそも黒髪のメリットなど金ぐらいだ。」
えぇー。くそぉ、過去の俺よ。そんなにお金が欲しかったのか?
属性がわかった俺には友達…というかクラスメイトができた。
皆いい奴だ、たまにお菓子くれるしな!
餌付けされてる感じもあるが、まぁいいさ、美味いからな。
しかし皆といると親子っぽい雰囲気になるのが切ない。
俺(推定10才)と平均年齢28才の皆と並んじゃうとね…。
授業とか、一番前じゃないと見えないんだよね!
どうせ爆睡ですがね…そして先生に殺されかける…。
まぁそんな中でリオウ(15才)は唯一、並んでも親子に見えないクラスメイトである。
しかも優秀!その上、武術もできる。頭良くて強いっていうモテ要素満載の奴なのだ。
その点、俺。放つ魔法も武術も並以下。全くやる気の無い黒髪である。
まぁ魔法使いっていっても実力には相当バラつきがあるらしいが…。
俺たちの実力は両極端なのだ!
「お前の場合、戦場で無理やり引き出した能力ともいえるからな。」
命の危険を感じないと、強い魔法が放てないってこと?
「かもな。だが、もしかしたら属性が攻撃ではなかったのかもしれないな。」
…え!!どうゆうことだよ、リオウ。
「お前がどのような修練を積んで黒髪になったのか、それを忘れてるってのがな…。」
そんな事言われてもなぁ。
「保護者は薬師だと言ってたな。もしかしたら癒し魔法が属性なのでは?」
や、おっちゃんに拾われたときには黒髪だったし。
「ならば、やはり過去を思い出す必要があるだろうな。」
過去なー。なんか手がかりあるかな…。
おっちゃん、服売り飛ばしやがったからなぁ。




