だい4わですね。すごい才能があるってバレたのに、やっぱりマイペースすぎて周りを振り回しちゃう回です!
水晶を直したせいで、王宮の人たちが私の周りに集まってきた。「ぜひ我が魔導師団に!」「いや、王のお抱えになりなさい!」みんな必死だけど、正直、うるさい。「あの、そういうの興味ないんで。
それより、私に部屋を一つください。そこ、私の好きにしていいですよね?」空気を読むなら「お役に立てて光栄です」とか言うべきなんだろうけど、私には無理。結局、アルヴィスが間に入ってくれて、お城の端っこにある古い塔を借りることになった。
「ラルラリア、あそこはボロボロだぞ。掃除も大変だし、もっといい部屋を」「アルヴィスさん、おせっかいはいりません。私は私の好きなようにやりたいんです」私の言葉に、アルヴィスはまた困ったように眉を下げた。前の世界なら「可愛くない女」って怒鳴られていたところだけど、彼は「そうか。分かった」とだけ言って、掃除用具を運ぶのを手伝ってくれた。
本当に変な人。塔の中はホコリだらけだったけど、私はニヤリと笑った。「魔法、こういう時に使えばいいんだよね」指をパチンと鳴らすと、私のわがままな魔力が部屋中に広がった。ホコリは全部消えて、ボロボロの壁は真っ白な大理石に。冷たい床には、フカフカのじゅうたん。
窓には、私の大好きな色のカーテン。「一瞬でリフォームしちゃった。完璧」アルヴィスは入り口で固まっている。「君、普通、魔法はもっと、こう国の防衛とかに使うものなんだが」「そんなの、やりたい人がやればいいじゃないですか。私は、私が幸せになりたいだけです」私は一番大きなソファに飛び込んだ。誰の目も気にしなくていい、私だけの場所。前の世界で奪われ続けた私の時間と空間を、今、自分の手で取り返した。「ラルラリア、君のやり方は。
いや、君らしいな」アルヴィスは呆れながらも、窓から入る風を気持ちよさそうに浴びている。「お茶、飲むか?」「あ、いいですね。アルヴィスさんが淹れてください。私、そういうの苦手なんで」普通なら失礼すぎる態度だけど、アルヴィスは「全く」と笑って、お湯を沸かし始めた。この人、私の「難あり」なところを、全然嫌がらない。不思議な安心感で、私はいつのまにか眠りに落ちていた。




