4巻 3章 1話⭐️2章のあらすじ
⭐️2章のあらすじ⭐️
虎徹は恋人関係の小夜に結婚を申し込むが、小夜はケンタウリdを離れられず断られてしまう。別れた後もすべてを投げ出す事を選ばなかった虎徹は自分を恥じていた。しかし見合い相手の莉乃に出会って救われたのだった。
クラウン達は結婚の儀式までの間、クエストをして過ごした。虎徹は無事に結婚式を挙げ、阿弥陀家に婿入りしたが、帰りのバスに乗っていたクラウン達が襲撃され、阿弥陀村も襲われる。HOMAREと協力して敵を倒したクラウン達は村を守り、襲撃者達の正体を探る。御奉行 松平も阿弥陀村にかけつけ、事情を知る。襲撃者達から回収したモジュールや噂好きの松平にヒントをもらい、みなで襲撃達を追うのだった、、。
サイプレス号。
虎徹は地下のスペースで結婚祝いに貰ったBMXを嬉しそうに乗り回している。スノー、ハニ、ヴァルはそれぞれトレーニング中だ。
クラウンとブラストは階段下のスペースにクッションを並べ、オーガニック菓子を食べ、ソーダを飲んでいる。
クラウンはギルドの犯罪専門家からグランピーのファイルをもらい、犯罪歴から企業資金の私的流用で何を購入したかチェックしている。
「うわー、マーズでも企業のお金を使い込んで追放されてる。そのお金で買ったのが、、この物件かー。住所は?っと。」
モニターにはティーガーデン星bが映っている。クラウンは住所を検索した。山の岩場と整備された丘の上にポツンと豪邸が建っている。その下には羊牧場が何軒かある。広大な土地だ。
「ブラストーここは?この豪邸怪しくない?」
「うわー、いそう!行くしかないでしょー。こっから12日くらいで着くか?牧場に岩場かー。攻めづらそーじゃね?」
「うーん。だね。変装して逃げられないよーに、、ん?いい事思いついちゃったー。マーズのギルドに聞いて、作戦の許可降りるか聞いてみよー!」閃いた顔をして、クラウンはマーズのギルド犯罪専門家に問い合わせた。
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12日後。
ティーガーデン星b。
6人と2匹はシープファームステーションのドックに降り立った。
「アースくらい過ごしやすーい。どっちで行く?」ハニはみなに聞きながら伸びをした。
「カエサル!」みな元気に答えた。
「OK!みんな乗ってー。」
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美しい緑の草原をカエサルは走る。
山道を登り、岩場を抜けて到着した。
クラウンはチョコのイカロスを使って討伐対象のグランピー達を確認した。
ハニは1人車から降りて言った。「よくこの作戦で許可が下りたね?」
クラウンが窓から顔を出し笑顔で言った。
「ハニがいたからだよ。それにマーズの企業は喜んでるらしいから大丈夫。あとで迎えに来るから頑張って。」クラウン達はハニに手を降り、緩やかな道を降りていった。
数分後。
クラウンのコール。「ハニ、スタンバイOK。」
「終わるまで車で侵入禁止よ。カエサル傷つけたくないからね。じゃあ、このデカいのからいこうかな!」
ハニは大きく3回深呼吸した。
「タクシス!」ハニは巨大な岩に手をかざすと黄緑色のオーラが岩を包んだ。
ハニは両手を前に突き出すと、岩が勢いよく転がり、豪邸に向かって転がり始めた。
ゴドン、ゴトン、ゴトゴトゴト、ドカーン!!
大岩は豪邸の本宅横の別棟に激突した。
「あー!惜しい!」
「ハニ、行けー!」
みな応援した。
ハニは両手を突き出し、次の岩を転がした。
ゴドン、ゴトン、ゴトゴトゴト、ドカーン!!
本宅の外壁を擦り反対側の別棟に激突した。
「あーん!もう、あとちょっとだったのに!これならどう?」
「ハニ、まだ行ける!」
「Go!ハニ!」
ハニは先の2つより少し小さくだ円形の岩を選び、円盤投げの選手の様にその場で回転しながら最後はサイドスローで放り投げた。
バギャ、バギャ、ドゴーン!バキバキ、ドガーン!
岩は横から全てを薙ぎ倒して豪邸はぐちゃぐちゃになった。
「ナーイス!」「イエー!」クラウン達は喜んだ。
「やったー!みんなも頑張ってー!」ハニは両手を挙げて喜んだ。
「マップ見て!残りが出てくるよ〜。」ヴァルがハンドルを切って、岩の間を走りだした。
「ヴァル、このまま外回りで追い込む様に走って。」クラウンはヴァルの隣で走る方を指差した。
カエサルの後部の大砲台ではブラストと虎徹が弾を詰めている。岩の間からグランピーの手下、レシプロソーの戦士達が向かってきた。スノーは大砲を撃った。
「オラッ!」ドガーン!
手下は砕け散った岩と一緒に吹き飛んだ。別の岩の合間から銃声が聞こえる。スノー達に発砲して来た。
パン!パン!
「シェル!」スノーは岩肌になりブラストと虎徹の盾になった。スノーは銃弾を浴びながら、足で砲台の向きを変えた。
「オーラッ!」ドガーン!
豪邸から出てきたマーキングポイントの塊が消え、残る3つは羊牧場へ逃げて行く。
ヴァルが車を飛ばして丘の上をジャンプしながら最後の岩を通過すると、羊の群れが広がっていた。ヴァルは緩やかにスピードを落として車を停め、助手席とその後ろの席の扉を開けて言った。
「頼んだよ!あれ?羊しかいない、、。グランピーはどこ?」
クラウンの後ろの席から犬達が飛び出し、羊を追い込み始めた。クラウンも一緒に飛び出した。
ワン!ワン!ワン!
羊の群れの中、クラウンは犬達が通ってできた道が消えない様に必死で走った。
「Go!クラウン!」「うおー!行け行け!」みな応援した。
クラウンは応援が聞こえて力が出た。下りを一気に駆け降りる。一際大きな羊が3匹見えた。犬達が吠えながら周りの羊の群れとの間に隙間を作った。
「ナイス!はあ、はあ、やっぱり変装してる!フレイヤ、捕まえてっ。」クラウンが呼び出すと炎の女神が現れ、羊の群れの上を飛んで行った。
フレイヤは大きな羊の皮を被ったレシプロソーの戦士を蹴り飛ばし、もう1人には火の玉を撃ち、羊毛は燃え上がった。よろけて立ち上がったグランピーの後ろから抱きつき羽交い締めにした。フレイヤはクラウンの方にグランピーの顔を向けた。
「まっ、待ってくれ!」羊毛が燃え上がりグランピーが命乞いするとクラウンは手をかざした。
「ロージー!」バン!
クラウンはグランピーを倒した。言葉はかけなかった。
スノー達も駆け寄り、ハイタッチした。ギルドに討伐完了の連絡をした。
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続く。
絵:クサビ




