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頭の中の胡桃を取り出してバターを作ります。まずは材料です。狂気1g。暇な時間10㎏。  作者: 絢郷水沙


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残念ですが打ち切りです。

 編集者「読者アンケートの結果も悪くてですね。本当に残念ですが、今月で打ち切りが決定になりました」

 漫画家「え? ちょちょ、ちょっと待ってくださいよ! これからって時ですよ。伏線だってたくさん張ったばかりじゃないですか。俺は寝る間も惜しんで描いていた! ここまで来るのにいっぱい努力してきたんですよ! それはあなただって見てきたでしょう!」

 編集者「はい、まあ、努力は認めますが、仕方がないんですよ。もう決定したことなんです」

 漫画家「なんでだよ。ちくしょう……」


 漫画家(クソっ……。こうなったらもうヤケクソだ。いままで編集に言われて表現を抑えていたけれど、残り僅かな掲載は俺が描きたかった、もっと過激で、バイオレンスで、破廉恥な話にしてやる。まずはヒロインのおっぱいの大きさを三倍盛りにして、それから……)


 ~後日~


 編集者「聞いて驚いて下さい! なんと読者アンケートで初めて一位を獲得しました! しかもSNSでの反応も素晴らしくいいんです。そこで、打ち切りの話なんですが、見送る方向で行こうという話になりました」

 漫画家「本当ですか!?」

 編集者「はい。今後ともよろしくお願いいたします」

 漫画家「よっしゃー!!」






 ~一方、その頃~


 神様「まあ、仕方ないよ。残念だけど、彼の人生はここまでです」

 天使「え、ちょっと待ってくださいよ! 人生これからって時ですよ。彼にはいっぱい伏線を張ったばかりじゃないですか。漫画家で成功して、アニメ化に映画化。それが目前まで迫っているんです。彼はいっぱい努力してきたんですよ。神様だって彼の人生を赤ん坊のころから見てきたでしょう!」

 神様「まあね。努力は認めるよ。でも仕方ないよ。もう決定事項なんだ」

 天使「なんでだよ。ちくしょう……」


 天使(クソっ……。夢だった漫画家になれて、初めて読者アンケートで一位を獲れたという矢先にこれかよ……。こうなったらもうヤケクソだ。いままで神様に言われて抑えていたけれど、残り僅かな彼の人生は、もっと有意義なものにしてやるんだから。まずは彼のおっぱいの大きさを三倍盛りにして……)

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