第十一話 空港
第十一話 空港
結局、モールを出た後は大した観光もせず、ドライブしながらの会話をした後、ホテルに向かった。
ダンとの会話は、英語の練習にもなったし、一般のフィリピン人のメンタルも理解出来た。それほど日本人と変わりないので安心した。
次の日、えりんは夜の九時過ぎに空港に着く。ダンと昼過ぎに待ち合わせし、マカティの方まで行った。
フィリピンのエリートやセレブの住む街である。行く所は結局、またモールみたいな所だがだいぶ高級感が違った。
一緒に、早めの晩御飯を食べて、空港まで早めに送ってもらい、夜十時くらいに空港に来て貰う事になった。
えりんの英語の寝言を聞いたのは、だいぶ後の事なので、この頃はまだ、えりんが全く英語が話せないと思っていた。今考えると、日本に来る外国人で、英語が全く話せないなど、あり得ないのだが、この時点では、自分は阿保なので、えりんの言う「私は英語を全く話せない」と言うのを信じていた。
えりんが空港についたら、どうしようか?!と考えていた。フィリピンの空港は、関空や、日本の空港と違い、国際線の迎えに来た客は、外国からの乗客が出て来る一部のターミナルには入っていけないのだ。途中までだ。
向こうから来る人は、自力で空港の外に出て、初めて家族に会えるのだ。なので、英語を全く話せないえりんが、空港の外に出て来れるのだろうか?!少し心配になっていたのである。
それで、外国から帰ってくる家族や、初めてくる友人や親戚のために、ショットガン持っている警備員に賄賂を渡して、裏の通路から空港の中に入っていくのである。
今は知らないが、昔は平気でやっていた。裏から入って行く通路には、二、三人の、二、三ヶ所の関所が出来あがるのである。ツイテルと、ひとりの警備員、一箇所だが、ツイテナイと、二、三人に金をせびられるのである。
だいたい一回につき、日本人だと五百から千ペソくらいパクられる。更に悪質だと、何回も請求され、
「お前ふざけんな!!と言うと、
「みんなで分けるから」、とか訳のわかんない言い訳を言われ、二千ペソもふんだくられた事があった。
まあ、こっちも非合法な事やっているので、あまり文句も言えないが、空港の中の作りを、もう少し考えて貰いたいものだ。広すぎるし面倒くさくて、非常にわかりにくいのだ。
結局、今回も裏から入って行って、三千ペソ程をぼったくられてしまった。
やっと、えりんを見つけた。少し怒っていた。自分に連絡がつかないし、SIMを買うのがわかりづらかったらしい。
そういいながらも、私を見つけて嬉しかったのだろう。すぐにニコニコ笑いだして、久しぶりの旅行だと言ってた。
「はい薬!、こっちに、薬は売ってないの?」
「売ってないねん、鼻の洗浄液はあるけど。飛行機の中、寝れた?!」
「全然、でも、あっという間だったよ」と、嫌な中華屋の仕事から解放されたし、久しぶりの旅行なので嬉しいのだろう。「とりあえず、ホテル行こうか?!」
「うん」、ダンに電話をして待ち合わせの目印を聞いた。
フィリピンの空港は、タクシーの止まる場所も多すぎて、わかりづらくて目印がないと全くわからない。
ダンのタクシーを見つけた。
「ハイボス!!オクサンコンニチハ」とダンは相変わらず機嫌いい。
「ボラカイイクノ?!イイネボラカイ、オカネモチ!!」、
「海が見たいの、海は綺麗?!」と、普段知らない人とは、あまり会話しないえりんも会話している。
ボラカイという島には、自分も初めて行く所で、地元では結構セレブな観光地らしい。
ホテルに着いた。
着いたホテルは、まあまあだったが、部屋に入るとタバコ臭がハンパなかった。
それでまた、ダンを呼び出し、別のホテルに連れて行って貰った。
確かにタバコの臭いが異常だったので、キャンセル料は、半額でカタが着いたが、(少しは我慢しろや!しばいたろか?!)と思った。笑笑。
しかし、次のホテルが、値段の割には高級感あるホテルで、中に三つも部屋があって、シャワールームも二つあった。
まあ、自分も外国で、こんなイイ部屋に泊まった事がなかったので、(しゃあないな)と、まあ良しとした。
えりんは喜んでいた。シャワーだけ浴びて、飯に行く事にした。と言っても夜中のもう十二時だった。
ホテルの場所が街の真ん中だったので、まあ治安は大丈夫そうだったが、暗闇から出て来た、物乞いの女の子にえりんはびびっていた。
前の話でも出たが、女の子はおじいさんに驚かしてはダメと注意された。
「えりん、お前もビビリやないか!!」と言うと、可愛い顔で笑って、誤魔化していた。
フィリピンは華僑が多く、中華料理店も多い。えりんが、
「中国人はいざと言う時、みんな協力して守ってくれる」とか言うので、強そうなイキッタ若者が行きそうな、ちょっとお洒落な中華料理店に入った。
「何食べる?!」と、えりんが聞くので、「火鍋っ」、実は良くリョウちゃんとデートする時は火鍋屋に行っていたのだ。
「それと、焼き鳥の中華版みたいな辛いやつ食べたい」と、えりんに言って頼んで貰った。
よく十三の風俗通りの、いかにも中国人しか行かない店にも行ってたのだ。
「あとは適当に頼んで」とえりんに言うと、中国語で店員に頼んでいた。
「どうだった?!京都の中華料理店は?!」と、えりんに言うと、
「全然面白くなかった、意地悪なおばあさんいたし」
「でも、経営者は中国人だろ?!、しかも親戚だろ?!」と言うと、
「親戚やけど、親戚が多すぎて、別に特別扱いされないし、給料も安い、でも家賃も食事も無料、借金返すだけ」
「ふーん、でも中国人ばっかりだから気を使わんくてもええんちゃうん?!」と言うと、
「そうでもないよ、勤務時間が長いし、その意地悪なおばさんがいる」
「そうなんか?!タコ部屋よりはマシというだけやな?!」と言うと、
「タコ部屋ってなに?!」
「無茶苦茶働かされて、入ったら逃げられない職場」笑笑
「ふーん、似たようなもんかな」笑笑
「でも良かったやん、辞めれるんやろ?!」と言うと、
「一応、でもこれから三宮で働くわ」と言った。
そうこうしてるうちに料理が来た。店を辞める時は、少しきつめの顔をしていたえりんも、ちょっとだけ落ち着いた顔になっていた。
「とりあえず、食べようや」
「うん」色々聞きたかった事もあったが、とりあえず飯を食べた。今日のえりんは綺麗だった。普段あまりキツイ化粧はしないのだが、今日の口紅の色はえろかった。中華料理の油で赤くテカッテいた。
良く喋って、それにいつもより優しかった。次々と料理が運ばれてくる。
「明日の朝、ダンが迎えに来るから早く起きてよ」
「うん、あなたも早く起きてね」結構料理は食べた。満足して、外に出た。
ドテルテ大統領の批判はあるかも知れないが、こんな遅くに外でぶらつく事は、ちょっと前なら考えられない。
功績はでかい。
えりんは、路上の花売りや、店員の女の子達と話している。
「お前英語話せるぢゃん」
「ちょっとの会話程度よ、本当にそんなには話せないわ」確かにそれほど流暢ではなかったが、女同士とかなら、なんとなく会話が成立するのだろう。楽しそうに話をしていた。それから、ホテルまで歩いた。「スマホはちゃんと持っとけよ、すぐ持って行かれるから」、
「わかってるわよ」と、ゆっくりとホテルまで帰ってきた。えりんは、上着を脱ぐと洗面台に立った。
「イイホテルね」
「誰かが文句を言ってくれたおかげやなぁ」と半分嫌味っぽく言うと、
「うふふ」と笑っていた。
後ろからえりんの尻を触る。今日は白いスーツを着ていた。
「ダメよ、あいつと別れてくれなきゃ」『あいつ』とは、リョウちゃんの事だった。えりんと一緒にいる時は、自分もリョウちゃんの事を『あいつ』と言うようになっていた。
「別れるよ」
「嘘つき、あいつの事大事なんでしょ」「そんな事ないわ、一緒に旅行に来てるのに」えりんの白のタイトスカートをゆっくり引き上げて、下から手を入れた。いつも抵抗するえりんも今夜は何故か、されるままだった。
スカートを引き上げ、パンティの隙間からゆびを入れる。と同時に一気に、自分のズボンとパンツを脱いだ。
えりんのスカートと脱がせ、自分のギンギンのちんぽを触らせた。
「出したいの?!と言うえりんの服を全部脱がせて、えりんの頭を掴んで咥えさせた。
えりんは優しくゆっくりと、でもキツメに口の中で転がし始めた。おまわず声が出た。うますぎた。十分堪能した後、えりんを立たせて、洗面台の前で後ろからぶち込んだ。
「中に出さないでね」と言ったが、「アフターピルがあるから大丈夫だよ」と言ってゆっくりと奥まで突き始めた。
えりんは今まで聞いた事がないくらい、甘えた声でよがり出した。「ああっ〜ん、あいつと別れてね」と言いながら思いっきり牝の匂いが充満し出した。
えりんの爆乳をがっつり掴みながら、中に大放出してしまった。リョウちゃんと同じく、ちんぽがゴクゴク呑み込まれる感じだった。中国人のイイ女の肉体は最高だ。
それからアフターピルを飲ませて、シャワーを浴びながらもう二発やった。えりんと、どうしてもやりたかったので、やっと願いが叶った。
次の日の朝、ダンが迎えに来た。
「ボス、オクサンツレテキタヨ」と奥さん同伴で来た。可愛らしいが、しっかりした感じの奥さんだった。えりんも挨拶した。フィリピン人は一度仲良くなると、家族みたいになるのだ。たわいもない話をしながら、空港まで向かった。
続く〜




