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第12話 ティオ、鬼と友達になる……?

 ティオとマシューは、ヒレンと名乗った鬼に、父ちゃんに会わせてあげると案内され、塔の中に入って行った。


 中に入ってビックリ、さっき見たような凶暴な鬼がたくさんいたのである。


「気を付けなよ、こいつら油断したら君たちを食べちゃうかも知れないからね」

 そう言われて、びびって、ヒレンの後ろに隠れるティオとマシューに。

「あはは、冗談だよ、オレがいるから大丈夫だ」


 鬼たちは、入って来たヒレンに気付いて、何人か近付いてきた。

「これはヒレン様、どうなされました」


 大きな体をかがめて、話しかけてくる、どうやらヒレンはえらい人のようだ。

「どうもしないよ、これからこの子たちに、塔の中を案内してあげるんだ」

 すると鬼たちは、ティオとマシューたちを怪訝そうににらみ付けた。


「コラコラ、この子はオレの友達なんだから、食べちゃダメだからね」

「そ、そうですよぉ、ボクは美味しくないですぅ……」

「さ、こっちだよ、付いておいで」

 鬼たちの横をビビりながら、ヒレンの後について行くティオとマシュー。


「何てお優しいヒレン様」「では私たちもお供を」「是非お供を」

 鬼たちは口々に言いだした。


「やだよー、オレ一人でいいよ、お前らがウジャウジャ付いてきたら、ウザいもん」

「うぅぅー、ヒレン様ぁー」

 大きな体を縮こませて涙目になっている、なんだかとっても落ち込んでいる鬼たちだった。


「ずいぶん面白い連中だネ」

 ロズが小声でつぶやく、ヒレンの耳には聞こえなかったのか、フンフンと鼻歌交じりに先頭を歩いて行く、そんな鬼たちのたむろエリアを抜け、薄暗い廊下を進むと、ある部屋に案内された。


 壁いっぱいに置かれた棚に大小さまざまな瓶が並んでいる、青白い炎の灯りを頼りにしている薄暗い部屋、一番奥には大きな石窯がある。


 目が慣れてきて周りをよく見ると、瓶の中に入っているのは大きなトカゲ。

「ぎゃぁ!」

 ビックリした、他にもヘビやムカデ、コウモリや見た事も無いような生き物までガラス瓶の中に詰められて並んでいる、何だこの部屋は、と震えていると。


「すげーだろー、ここは薬を作る処でさぁ、俺もハラが痛くなったらここの薬師に頼んで作ってもらうんだ、よく効くぜー、お前らもなんかあったら、いつでも言えよな」


「へぇー、薬になるのか~すごいなぁ~」

 最初は怖がっていたティオも、薬と聞いて、興味津々で瓶の中をのぞき込んでいる。

「こらこら、いつまでも見てるんじゃないノ」


 ロズに足元を引っ張られながら、次の部屋へと案内されると、そこは皿が大量に積まれている場所、他には大きな貯蔵庫、巨大な寸胴鍋、大きな流し台、ここは厨房のようだ。


「ここで、ザコ鬼たちが交代で全員の飯を作るんだぜ、みんなよく食うからなー当番になった奴はいつも大変だろうな、まぁ、オレ様は偉いから作らねーけど」


 で、この奥が食堂になっていて、ここでみんなで一斉に飯を食ってー、とテーブルとイスがたくさん並べられた食堂へと通された、どうやら本気で塔の中を案内しようとしているようだ。


「皆で食べるなんて、楽しそうなのだー」

「お、そうかー、だよなー」


 楽しそうに話をしている二人に、マシューが。

「そんな事はいいから、早く俺の父ちゃんの処に案内してくれよ!」

「あ、そうだった」「あ、そうだっけ」

 ティオとヒレンの声がハモった。


「いやー悪ぃ悪ぃ、つい楽しくて普通に塔の中を案内しちまった、お前の父親はこっちだぜ」

 冷たい薄暗い廊下を進んでゆく、後について行くと、そこは石の壁の小さな部屋だった。


「ここだよ」

 ヒレンはそう言うが、ここは本当に何もない、中に入っても何もない。

「何処に父ちゃんがいるんだよー‼」


 そんなマシューたちにヒレンは笑顔で

「ここ」 と言いながら床を指さしていた。


 その瞬間、足元の床が消え、みんなは下の暗闇の中に落ちてしまった。

「バイバーイ」

 ヒレンは闇の中に消えてゆくティオたちを、それでも変わらぬ笑顔で見送った。



 銃を飛ばされ、丸腰のセロは、絶体絶命のピンチ。

「セロ‼」「来るな‼」

 折れた剣に手をかけて、今にも飛び出しそうになるリケを、セロは制止した。


「おやおや、その状況で、どう戦うおつもりでしょうか」

 笑顔の鬼は刀を構えて、セロに向かってきた。


「あなたにはここで、死んでもらいます」

 突進してきた鬼にまさに斬られんとする瞬間、セロは顔をかばうように包帯の巻かれた左腕を突き出してきた。


 刀の刃先がセロの腕に当たる、そのままセロの腕を切り落とさんとするかのように思えた鬼だったが。だが刀身から金属のようなものに当たったような感触が伝わってくる。


「何⁉」

 予想外の防御に、鬼の顔から笑顔が消える。


「悪ぃなー姑息な手段で」

 刀が当たったせいで包帯が切れ、はらりと地面に落ち、その下から現れたのは添え木として添えられていた一片の金属の棒だった。


 今度はセロが笑顔になった、いたずらが成功した子供のような笑顔だ。

「なるほど、武器を隠していたとは」

 落ち着いた鬼は、再び笑顔が戻る。


「しかし、そのような短い棒で、私を倒せるとお思いですか」

「あぁ、そのつもりだ」


 刀にも負けないほどの強度を持つ添え木、実は昨日の夜、マシューに頼んで刀の材料になる鉄を分けてもらっていたのだ、それを錬金術で添え木の形に作り替え腕に仕込んでいたのだ。

 短くて刀のように斬れるわけではないが、この鬼を倒すには、これで十分。


 セロは添え木をクルンと持ち替えて構え直すと、でぃあぁぁっ!と掛け声とともに、鬼に向かって行った、添え木と刀がぶつかり合う。


「なるほど」

 そう言ったのはセロ、一旦離れると今度は、鬼の方から迫って来た、次々と攻撃を仕掛けてくる鬼の刀を、寸前のところでかわすセロに。


「どうしました、私を倒すのではなかったのですか?」

「そうだよ、そう言うお前こそ、俺に全然当たらねぇじゃねぇか」

「何を‼」


 ムカッとして攻撃した鬼の刀を、セロは受け止め跳ね返すとその瞬間、セロの添え木は、鬼の腹を直撃していた。


 何が起こったのか解らない、といった表情でセロの横に膝をつく鬼。

「な、なぜ……この私、が」

 そう言いながら、腹を押さえてその場に倒れ込んでしまった。


 セロは、鬼が落した刀を拾い上げる。

「確かに、あんたは強いし力もあるし、動きも良かった」


 そういいながら、マシューの父が作ったという刀を見ながら。

「しかしなぁ、刀ってのは、他の剣とは違って生き物みてぇなもんだからよ、扱うのは難いんだ」


 立派な刀だなーと、独り言ちりながらセロは更に。

「この間まで金棒振りまわして、力で押そうとするお前には、この刀の良さは解らねぇだろうな」


「そ、そんな、事は……」

 そして、息も絶え絶えな鬼を見下ろして。

「俺はなぁ、今までお前ぇらみたいな強い奴とも何度も戦ってきたんだ、元ハンターをなめんじゃねえ‼」


 それだけ言うと、そばに落ちていた柄を拾い上げスッとしまい込み、飛ばされて落ちていた銃を足でけり上げ受け止めると腰に差してから。

「もう大丈夫だ」


 ここでやっとリケに笑顔を向けた、セロに駆け寄るリケ。

「セロ、ケガは⁉」

「あぁ、もうすっかり治っちまってるよ」


 左手を何事も無かったようにブンブン振りまわしている、本当に大丈夫のようだ。

「え⁉じゃぁもうとっくに……?」


「んー、ケガしてるふりをすれば、敵も油断するかなーって思って」

 あはは、と笑うセロに、リケも安心した笑顔になった、やっぱりセロはカッコいい。

「じゃ、行こうか」

「うん」


 二人が外に向かって歩き出した時、突然強い風が吹いてきた、思わず顔を伏せてしまったが、再び顔を上げた時、向こうにはまた別の鬼が立っていた。




「うわぁぁぁぁー」

 暗闇の中に落ちてゆくティオたち、かなり深い。

 だが、地面に落ちる直前、中グレ子と大きいロズがクッションになって受け止めてくれた。

 ボヨンとなって着地するマシュー、ボヨンとなって跳ね返って、またボヨンとなって地面にコロコロと転がるティオ。


「あいたたたた」

 少しお尻を打ったようだったが、助かった、助かったけど、中は暗い。

 そこでマシューの持ってきたランプに、手探りで火を入れる。


「ぎゃぁぁー‼」 

 辺りが見えてビックリした、足元から辺り一面たくさんのドクロが転がっていたのである。

 思わずランプを投げ出し、腰が抜けて、恐怖のあまり抱き合う二人。


「な、なななんなんだ、ここは」

 そんな時、向こうの方で、ガタリと音がした。

「ひ、ひえぇぇー」

 更に震え上がる二人。


 大きいロズが、転がったランプをくわえて、物音がした方向に灯りを向け「フー‼」と威嚇すると。

 暗闇の向こうからこちらに近付いて来る大きな影が見えた、ランプの明かりに照らされたのは、それは大きな熊だった。


「ぎゃー、熊ッ――‼」

 更に驚いて震え上がるティオとマシュー。


「熊とは失礼な」

 熊がしゃべった、しかしその声には聞き覚えがあった。

 マシューは、恐る恐る聞いてみる。


「――父ちゃん?」

「――マシュー、なのか?」

 父ちゃんだった、感動の再会。


「父ちゃーん‼」「おお、息子よー‼」

 ひしと抱き合う親子。


「よかったのだー、会えたのだー」

 ティオも嬉しそう、すると、それまでティオの陰に隠れて震えていたグレ子は、何かに気付いたように顔を上げ、テシテシと熊に近付き、鼻をクンクンして、その体を前足でツンツンさせると、ティオの方を向いて、しっぽをフリフリ、ドヤ顔でお座りした。


 この人が探していた人だよ、と言っているようだ。

「あぁ、グレ子も飼い主に似てきたのネ……」


「しかし、お前どうしてここへ?」

「だって、父ちゃんが帰ってこなかったから、心配してみんなで迎えに来たんだよ」


「はて、みんなとは?」

「この子はティオ、魔法使いなんだよ、他にも戦士とハンターも一緒だよ」

「そうであったか、ワシもお前の事を心配しておったぞ」


「でも、おじさんはどうしてこんな穴の中にいたの?」

 ティオが聞くと。

「おお、よくぞ聞いて下さった、ちっこい魔法使いよ」

 鍛冶屋の話によると。


 最初、鬼たちに無理やりこの島に連れてこられて、ここで刀を作れと言われた、断ると今度は、お前の息子を連れて来てひどい目にあわすと言われ、仕方なく言われるままに刀を作った、これで帰してくれると思ったらここに突き落とされてしまって今に至る、だそうだ。


 ここの大量のドクロからして、鬼たちは捕まえてきた人間をこうしてここへ突き落していたのだろう、ここに落ちた人間は、ここから抜け出す事も出来ず、ただ死んでゆくしかないらしい。


「父ちゃん、よく無事だったね」

「儂か、儂は家に帰ったら、お前に美味しいご馳走を食べさせてやろうと、鬼どもの厨房にこっそり入って、食い物を懐にたらふく蓄えておったのだ、それを少しずつ食いつないでおったのよ」

 おかげでひげも伸び、熊みたいになってしまったぞ、と鍛冶屋は豪快に笑った。


「だがそれも食い尽くして、どうしようかと思うておった処に、お前が降ってきたのだ」

「そっか、でも、他に出口は無いの?」

「どうやらあの天井の穴しかないようでなぁ」


 上を見上げると、はるか向こうにティオたちが落ちて来た穴があるだけ、かなりの高さがあるから、そう簡単には登れそうにない。


 すると小さくなったロズが、グレ子に。

「あんた、アタシをあの穴まで放り投げてくれる?助けを呼んでくるかラ」


 グレ子は、ガルルと一鳴きすると、巨大グレ子に変身、その手にロズを乗せ、渾身の力で投げた、その勢いを借りたロズは身軽に壁を飛び、天井の穴の向こうへと見事に消えていった。


 無事日常に出られたロズ、さて出られたのはいいが、ここからどうしよう、上手い具合にセロに会えればいいが、そうもいかないらしい、だって向こうには鬼たちがたくさんいるし。

 そこで、ロズはひらめいた。


「みんなー大変ヨー‼」

 そう叫びながら、鬼たちの元へと駆け寄って行った、何事かとロズを見る鬼たちに。

「大変なのー、ヒレン様があの穴の中に落ちちゃったのヨー‼」

「なに⁉それは大変、一大事」


 鬼たちは大騒ぎになった、やれロープだの、みんな集まれ助けに行こうだの、とわいわいゾロゾロ、ヒレンが落ちていると聞かされた穴に向かってロープを投げた。


「体をちゃんとつないだら、合図して下さいよー」

 と、鬼たちの言う通り、下からクイクイと合図する感触があったので、みんな力を合わせて、エンヤコラと、引っ張り始めた、こりゃまた重い、引っ張れエンヤコラ、力を合わせろ負けるなそりゃそりゃ。


 変な掛け声も立派に、ロープがグイグイと登って来る。

 ところがその時。

「何の騒ぎだ、お前ら」


 後ろからヒレンが、騒ぎを聞きつけてやって来たのだ。

「マズイ」 物陰に隠れるロズ。


 鬼の一人がそんなヒレンに。

「これはヒレン様、実はこの穴の中にヒレン様が落ちてしまったというので、こうして引っ張り上げているのです」


「何⁉それは大変だ、お前ら早くオレ様を引っ張り上げろ!」 

 再び鬼たちは、えんやこらと引っ張り上げる。

 それを見ていたロズ。

「あー、ここにもティオみたいなのがいっぱイ……」


 しかし、引っ張っていた鬼たちの動きが止まった、ヒレン自身も鬼たちも、何かおかしい事にやっと気付いたたようだ。


「って、あれ?」

「こ、ここにもヒレン様が?」

「おう、オレ様はいつの間にかひっぱりあげられていたみたいだぞ!」

 そうだと知って安心して持っていたロープを離す鬼たち、ロープはまるで穴の中に吸い込まれるように落ちて行った。


 ヤバイ、と思ったロズだったが、その時大きな前足が床の上にドンと見え、もひとつの足もドン、

 もひとつおまけに、全身ドッスーン‼


 穴の中から、巨大なモンスターが現れた。

「な、何だこいつ!」

 ビックリして逃げまどう鬼たちに向かって。

「ギャオス‼」

 辺り一面を焼き尽くすほどの炎を吹いた。


 あわれ、こんがり焼けたヒレンとそのザコ鬼たちであった。

「やったー‼」

 巨大グレ子の背中には、ティオとマシューと鍛冶屋の主人が、全員無事生還。




 セロの前に現れた鬼、今度の奴は、長いストレートな黒髪に白い肌、青と白の布を巻いただけのような衣装をまとっている、少し憂いをはらんだような無表情な鬼だ。


 でも、その手にはリケが捕まっている。

「このッ、離せぇ‼」


 鬼から離れようと必死でもがいているリケだったが、鬼は表情一つ変えずにいる。

「リケっ‼」

 助けようとするセロだったが、またザコ鬼たちが立ち塞がった。


「中央の塔の上で、カイエン殿がお待ちだ」

 そう言って身をひるがえす新たな鬼に、セロは全力で後を追おうとするが、その行く手を塞いだザコ鬼たちが。

 すべて倒した時にはもうその鬼とリケの姿は見えなくなっていた。


「あの塔に――」

 庭に出ると、向こうにまるで水晶のように、冷めた輝きを放つ三本の塔が見える、あの、一番立派にそびえる真ん中の塔、あの塔の上で待つ、とあの鬼は言った。


 セロは中央に向かって走り出した、すると、左の塔の中からティオとマシューたち、それと見知らぬ熊がこちらに向かって走って来る。


「セロー」

 ティオが駆け寄って来た。

「ティオ、マシューも、無事だったか!」

「うん、それに父ちゃんも見つかったよ!」

「そっか、良かったな」


 マシューの頭をポンっとしてから、ティオに。

「リケが鬼に捕まった」

「えっ⁉」


「俺はリケを助けに行く、お前はマシューと熊を連れて早くここから逃げろ」

「うん、分かった」


 それだけ言うと、セロはもう塔に向かって走り出していた。


 ティオは、船のところまで戻るのだと、そう言ってロズとグレ子と共に走り出す、元来た鬼の天使の像の横を通り、船が止まっている階段へ通じる扉の前まで来た。


 みんなで協力して大きな重い扉を開ける、外へ出ようと駆け出すマシュー親子、しかしティオはドアを抜けようとはしなかった。


「マシューとお父さんは、すぐ島を出て家へ帰るんだよ、いいね」 

「えっ、君たちはどうすんのさ!?」

「ボクもリケとセロを助けに行くんだ、船ならまた作ればいいし、何とかなるよ」

「でもっ!」

 重い扉が閉まってゆく。


「大丈夫、だってボクは主人公だもん」

 扉が閉まる直前、マシューの「知らなかったー」という声がしたが、ティオの耳には届かなかったらしい。


「じゃぁ、戻るよ、グレ子ロズ‼」

 外へ出ると、庭ではザコ鬼たちがワンサカいて、塔へ向かわんとするセロの行く手を阻んでいた。 


「よーし、セロを守るのだー」

 ティオの掛け声に、二匹は巨大グレ子と大きいロズに変身すると、鬼どもに向かって行った。


「セロー、ここはボクたちが食い止めるから、早くリケを助けに行くのだー」

 鬼を踏み潰しているグレ子の背に乗ったティオの声がして、セロは驚いてみんなを見た。

「お前ら、素直に船に戻ったんじゃ……」


「だってー、あのドアが重すぎて、みんな一緒じゃないと開かないんだもん」

 ティオは、先ずマシュー親子を助けるために、一旦船に戻ろうとしたのだ。


「ティオの事だから、先に逃げるとでも思ったノ?」

 ロズ姐さんが、セロを鬼から守るように立ち、目線だけを向けて来た、以前は逃げた事もあったけどよ、と言いかけて、今はそんな事してる場合じゃない。


「分かったらさっさと行きな、守ってやんなきゃいけないんだロ?」

「――わかった」

 セロは、それだけ言うと、中央の塔へと入って行った、それを見届けたティオたちは、鬼たちに向かって。


「さぁ来い、みんなやっつけてやる(グレ子とロズが!)」

 巨大なモンスターに驚いて逃げる鬼たち、追いかけるグレ子とロズ。

 鬼たちは、右の塔に逃げて行ったので、グレ子もロズも後を追って入って行った。



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― 新着の感想 ―
鬼のヒレンの名前が頭の中で「悲恋」に変換されてヤバかった(笑) ヒレン、こっわ(怖) 笑顔で人コロすタイプって一番怖い。 まあ、無事熊お父さんと合流できたし、グレ子さんとロズのお陰で穴からも出られ…
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