反省と展望 3
あぁ~~でも…心の奥底の暗いところを見せてくる子とかいたら、絶対に拒絶してしまいそうなんだけど。
そういうのを聞くのは超面倒くさい。
名簿を畳んでまた引き出しにしまう。
ベッドにまた入ったがもう一度すぐに起き出して、机の上のケイタイのツブツブからのメールを見る。そして自分が送ったメールを見る。
短いな。短すぎる。味気ない。失敗だ。
もっと長めのメールを送っていたらまた返信があったかもしれないのに。
ケイタイをしまい、またベッドにもぐり込む。
取りあえず明日は桜井の所へ行いかなくちゃ。手っ取り早く済ませたいから、朝少し早めに出て待ち伏せして見ようか。
今日はもうツブツブの事を考えながら眠ろう。
ダメだな。もっと長めのメールを打てるようにならなきゃ。可愛げない。
そう言えばヤグチに「腹黒いな」って言われたな。
腹黒いよ。そりゃ腹黒いけど…ヤグチの事もどうにかしてもらわないと。
取りあえず席替えしてくれないかな…
眠った私は夢を見る。
また浅はかな夢だ。
私はいつもより1時間も前に学校へ着き、2年の担任控室へ桜井に会いに行くが部屋には誰もいない。
誰もいないどころか、そこは巨大なスケートのリンクになっていた。
私は学校中を走り回って桜井を捜すが誰もいない。学校には誰もいないのだ。来るのが早すぎた。
そりゃあ1時間も早く来たらだれもいないだろう。
校舎の中はうす暗いし、誰もいない学校は朝でも少し気味が悪い。
一回校舎の外に出よう。そして誰かがやってくるのを待つのだ。
そう思って校舎の外に出ようとするのに、出口が見つからない。階段を下りたり上がったり、渡り廊下を渡ったりまた戻ったり。
同じ所をグルグルするだけだ。
ひどく怖くてたまらなくなる。心臓がバクバクと鳴る。怖いから私はむきになって校舎を駆けて回る。
あっ、人がいた!向こうの校舎の端から並んで歩いてくる人が2人。
良く見るとそれは高森とツブツブで、なんでその2人が一緒に歩いているのか不思議だ。と思っているといつの間にか2人は私の前にいる。
そしてツブツブが言った。「そんなに走んなくても」
ふっと笑って続ける。「可愛いな」
それを聞いていた高森がにっこりと私に笑いかけてくる。
気持ち悪…高森の笑顔を見ていたら、私はこの校舎から永遠に出られないような気がしてきた。
怖いな。何とか助けてくれないかと思ってツブツブを見ると、ツブツブは田代ミカに変わっていた。しかも物凄くデカい。
怖い!怖くてあわあわしていると、急に後ろへぐいと手を引かれ倒れそうになる。
が、誰かに支えられていて倒れはしない。
振り向いて見るとそれはヤグチだった。




