2
「これから行く西校舎は自分達のクラスがあるよ。クラスは2つ。組分けはランキング順で、模擬戦やテストで高得点ならクラスエナって感じかな。
クラスディオならオレと一緒だね。」
「ヨルさん、クラスディオなんですか?」
マーネは首をかしげた。オルレアから一本取ったから、この人は強そうだと思っていたからだ。
「そうだよ。オレも入学から3ヶ月しか経ってないし、 闇魔法使いだし、パートナーが決まらないから上へ上がれないんだよね…。」
「パートナーが必要なんですか?」
「そう、パートナーは…。模擬戦で組む相手のことだよ。魔法を使うには魔力が必要で、魔力の量は個人差がある。もし尽きると動けなくなるから戦闘では2人1組で動くのが鉄則なんだ。
基本は、同じ魔属性と組むか、相性が良い魔属性と組むかだけど。闇属性の人少なくて、奇数で余っちゃった。かといって他の属性だと組んでくれないからね~、まぁ1人でもある程度は戦えるから困ってはないんだけど。」
ヨルさんでペアが見つからないのかとマーネは不安になった。
属性も分かっていない、武器も使ったことのない初心者のマーネ。ヨルはペアを探すのが一番難しいんだよと悩ましげに話す。
ヨルは上のクラスへ行きたがっているが、闇属性であることが、足枷になっていた。
「イチカ先生から石を貰う時にノクスウェルさんの魔属性が分かるけど、闇属性じゃなければ良いね。」
ヨルさんは笑ってそう言うけれど、マーネは何も言えなかった。オルレアも話を聞いてたみたいで、顔だけポケットから出している。何か言いたそうにしていたけれど、マーネの顔を見て何も言わずに潜っていった。
さて、移動しようか!と西校舎へ向かおうとするヨル。マーネはヨルにそんな風に自分のことを言わないで欲しかったが、出会って間もない、何も知らないのにこんなこと言えるはずもなく。もやもやと漏れ出そうになった言葉を飲み込んでいく。
マーネが百面相しているからか、ヨルが吹き出して笑った。
「何考えてるか分かっちゃうな~。オレは気にしてないから大丈夫だよ。」
ヨルの表情を見て、気をつかわせたと後悔する
マーネ。何も言葉がでなかった自分に対して不甲斐なさを感じた。




